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浦和 2年ぶり6発大勝!小泉&モーベルグが2発、暫定7位に浮上

[ 2022年8月14日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第25節   浦和6―0磐田 ( 2022年8月13日    静岡 )

<磐田・浦和>前半、ゴールを決め喜ぶ小泉(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグは各地で2試合が行われ、浦和は敵地で磐田に6―0で大勝した。MFダヴィド・モーベルグ(28)とMF小泉佳穂(よしお、25)がそれぞれ2得点。6発は今季J1最多タイ、チームでは20年10月18日のホーム仙台戦以来2年ぶりで、勝ち点を35に伸ばして暫定7位に浮上した。神戸はFW汰木(ゆるき)康也(27)の2得点で札幌に2―0と快勝し最下位を脱出した。台風8号の影響で3試合が中止となった。

 台風の影響でぐずついた夜空の下、浦和が6発の“花火”を打ち上げた。3月19日にホームで4得点した相手に、今度は大量6ゴール。モーベルグは対磐田2戦連発で、16試合8ゴールで得点ランク5位に浮上。小泉は今季初得点を含む2得点2アシスト、MF伊藤は公式戦2試合連続ゴールと各選手が存分に力を発揮した。

 開始から相手を圧倒し、前半だけで3得点。ハーフタイムに敵地で上がった本物の花火は、浦和のゴールラッシュを暗示しているようだった。後半18分に4点目を決めて勝負を決定づけたのは、下部組織育ちの伊藤。左クロスに左足をドンピシャで合わせた。「力を抜いて、しっかりとミートできた。(ボールが)浮いている間に“これは入るな”と思っていた」。公式戦2戦連発、しかもルヴァン杯準決勝進出を決めた10日の名古屋戦と同じような美しいゴールだった。

 14位で迎えた6月の中断期間に戦術の浸透を図ったチームは、その後から好調を維持。7月6日の京都戦からは序盤の“ゴール欠乏症”がうそのようにリーグ4試合連続で複数得点を挙げるなど、順調に順位を上げてきた。就任2季目のロドリゲス監督は「私が浦和に来てから、一番いい時を迎えているのでは」と満足げ。次は19日に行われるACL決勝トーナメント1回戦でジョホールDT(マレーシア)と激突。日本でもアジアでも、調子を取り戻した“赤い悪魔”の進撃は止まらない。

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2022年8月14日のニュース