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オーストラリアがW杯出場 PK専門GK投入の指揮官は「キッカーに1%の不安をもたらすため」

[ 2022年6月14日 11:59 ]

W杯予選大陸間プレーオフ   オーストラリア0―0(PK5―4)ペルー ( 2022年6月13日    カタール・アルラヤン )

ペルーとのPK戦を制しW杯本大会出場を決め、大喜びのオーストラリアイレブン。右端はGKレッドマイン=アルラヤン(共同)
Photo By 共同

 アジア5位オーストラリアが延長0―0の末に突入した南米5位ペルーとのPK戦を5―4で制し、5大会連続6回目のW杯出場を決めた。

 アーノルド監督は延長後半アディショナルタイムに正GKライアンに代えて代表出場3戦目となる33歳のレッドマインを投入。1メートル94の長身GKはキッカーが蹴るまでゴールライン上を左右に動きながら踊るように手足を上下させ、時には屈伸も交えて相手にプレッシャーをかけた。先蹴りのオーストラリアは1人目が失敗したが、ペルーは3人目がポストに当てて失敗。最後はサドンデスの6人目で右に跳んだレッドマインがキックをセーブした。

 アーノルド監督はGK交代に関して「彼はとても優れたPKセーバー。相手に心理的な影響を与えたかった」と振り返った。「彼らはおそらく“どうしてこいつは投入されたんだ?いい選手に違いない”と考えただろう。それが(3人目が)ポストに当てた理由かも。ペルーのPKキッカーに1%の不安をもたらすための策だった。リスクはあったが、機能したよ」と息をついた。

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