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日本代表DF長友「新しい長友を見せられるように」 世界一ブラジル相手に価値示す

[ 2022年6月5日 15:26 ]

<サッカー 日本代表練習>ボール回しに汗を流す長友(左)(撮影・西海健太郎)
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 日本代表DF長友佑都(35=FC東京)が5日、オンライン取材に対応し、本格化したW杯メンバー争いについて「自分にとってはしびれる展開だなと思う。これまで数々の逆境を乗り越えてきたし、それこそ自分の本当の強さが発揮できるかなと思っている。これから面白いことになるんじゃないかと。争いを楽しみたい」と言葉に力を込めた。FIFAランク23位の日本はあす6日に国立競技場で同1位のブラジルと対戦する。

 まるで森保ジャパンで置かれた立ち位置を楽しんでいるかのように、この日も“長友語録”を連発した。「自分的にもレギュラー争いもそうだし、W杯メンバーに入るのも本当にギリギリの戦い。首の皮一枚つながっているぐらいの状況だなと実際に思っている」。あす6日のブラジル戦では右サイドバックで起用される可能性が高まり、「サイドバックの左も右もウイングバックもできるのはW杯メンバーに入るためには非常に大事な要素になる」と強調し、今まで左サイドバックの長友という印象があったと思うが、右もできるぞと。新しい長友を見せられるように頑張りたい」とニヤリ。左サイドバックで先発を争う中山雄太と伊藤洋輝は複数ポジションをこなす「ポリバレント」な選手で、自身も価値を改めて示さなければいけない。

 さらに対峙(たいじ)するであろうFWビニシウス(Rマドリード)について、「今、世界のアタッカーではエムバペかヴィニシウスかというくらい、言ってみればバロンドールをとってもおかしくないレベルの選手だと思う。僕自身、相手が強くなればなるほどモチベーションも高く燃えてくるので、すごく楽しみだというのと同時に、やはりその選手を止めないと難しくなるという危機感があるのも事実。日頃から世界トップの選手たちと対戦してきた肌感覚はまだ残っているので、その経験をいかして戦いたい」と言及した。

 そのうえで「やはり長友佑都というのは強い選手とやってこそ本領を発揮してきたなと自分の中では自信を持っている。今回もバロンドールをとってもおかしくないような、今のりにのっている選手なので、その選手を相手に自分がどれくらいできるのか、今の自分の位置というのを試せるなと。まったくできないようなら、W杯でスペインやドイツという強豪と当たるので、厳しくなるなという危機感もある。レギュラー争い、W杯メンバー入りの争いを含めて、生きるか死ぬかの戦いだなと僕は感じている」と意気込んだ。

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2022年6月5日のニュース