×

【データスタジアム】ボランチ脇でボールロスト多発 代表デビュー戦の伊藤も連係面で課題

[ 2022年6月4日 05:30 ]

パラグアイ戦分析

<日本・パラグアイ>代表デビュー戦の伊藤(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 日本は自陣でのボールロスト(自チームの攻撃から相手チームの攻撃に切り替わったプレー)が計16回と今年のAマッチワーストタイで、うち1回が失点につながった。ボールロストした位置を図に表すと、前半は自陣ゴール前のディフェンシブサード(ピッチを3つに分けたうちの自陣側)でのロストが1本の計5回に対し、後半は同エリアで7回と大きく増え、計11回と倍増、ピンチを招いた。

 ディフェンシブサードで失った場所は、中央に比べてサイドが多い。相手選手にボランチ脇の手薄なスペースを狙われたことがうかがえる。特に追いかけられた後半には苦戦した。個人ではAマッチデビュー戦のDF伊藤が最多3回のロスト。フル出場で存在をアピールした一方で、連係面の課題も残した。W杯出場国相手には即失点につながる危険な位置だけに、さらなる連係の向上が必要だ。 (記録課・海鋒 宏樹)

続きを表示

2022年6月4日のニュース