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横浜FC 小川航基4試合連続ゴールも最終盤で追いつかれドロー 四方田監督「非常に残念」

[ 2022年4月10日 18:24 ]

明治安田生命J2リーグ ( 2022年4月10日 )

<千葉・横浜FC>4試合連続得点をマークした横浜FCのFW小川航基(中央)
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 明治安田生命J2リーグは10日、各地で6試合が行われ、今季無敗で首位の横浜FCは敵地で千葉に1―1で引き分けた。前半43分に得点ランク首位のFW小川航基(24)が4試合連続ゴールとなる今季8点目をマーク。だが、後半アディショナルタイムのラストプレーでゴールを割られ、追いつかれた。

 土壇場で勝ち点2を失い、「非常に残念」と四方田修平監督(49)。「ただ、90分間を通じて自分たちのやりたいことがやりきれたとは言えない。そういう意味では結果は妥当」と冷静に続けた。前半から相手の1メートル90の長身FW桜川ソロモン(20)をターゲットにしたハイボール主体の攻撃に手を焼き、攻撃も停滞。後半は修正できた部分もあったが、「攻撃的にコンセプトを置いているチームなので、ボールを持っている時間が短いことが問題。そこは次の試合に向けて修正していきたい」と振り返った。

 その中でゴールを奪ったのは、得点ランク首位の小川だった。前半43分、FW長谷川竜也(28)の左クロスを頭でねじ込んだ。「少ないチャンスでも入るときは入るというゾーンに入っている」。直近6試合で7発と好調を維持。「得点を取る能力は高いと思っていますし、それがうまくこのチームの戦術とマッチしている。攻撃的なサッカーでクロスがどんどん入ってくるし、前の選手はチャンスもある。チャンスを決めきる能力のある選手がいれば、このチームは間違いなく点が取れる」と理由を口にした。

 また、この試合では法大から加入した大卒新人のMF田部井涼(22)がプロ初先発を飾った。前節デビューしたばかりのボランチは、「全然まだまだ」と自身では満足にはほど遠い様子で「守備の強度や前半のあの圧力の中でもしっかり前に付けられる技術など、課題はたくさんある。自分のキャパシティーや強度の範囲を広げないと通用しないと感じた」と振り返ったが、指揮官は「怖がらずに行けたり、しっかり上下動して攻守に関わるハードワークは十分やってくれた」と評価した。

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