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FC東京・長友が右サイドバックで今季初先発 危機察知能力の高さで完封勝利に貢献

[ 2022年3月19日 17:34 ]

明治安田生命J1第5節   FC東京1―0京都 ( 2022年3月19日    サンガスタジアム )

FC東京・長友
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 FC東京の日本代表DF長友佑都(35)が今季初めて先発し、チームの3連勝に貢献した。右サイドバックで出場した長友は守備で持ち味を発揮。前半36分、京都のカウンターを受けたが、ラストパスをインターセプト。後半6分には自陣ゴール前で相手のクロスをヘディングでクリアするなど、経験を生かした危険察知能力でチームの2試合ぶりの完封勝利に導いた。

 FC東京の左サイドバックは、日本代表の経験もあるDF小川で不動。長友は日本代表に招集されてチーム合流が遅れた影響もあり、この試合までは2度の途中出場のみだった。今季初のスタメン出場となったが、「勝ててホッとしてます。2連勝でいい状態でチームは流れをつかんでいたので、自分が先発で負けてしまうと自分のせいになると、必死にやりました」と安どの表情をみせた。チームでは代表でプレーする左サイドバックと逆サイドのポジションだが、「左でも右でもサイドバックとしての求められることは変わらない。落ち着いてプレーできたし、監督が求める戦術だったりプレーをピッチの上で表現しようとプレーしました」と振り返った。

 今後は24日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦に臨む。クラブでのプレー時間は短いことなどが不安点としてあげられているが、「全く不安はない。いろいろな修羅場をくぐってきている。不安も焦りもない。もしろ前回の1月末の代表の方が、オフ明けで全く試合をやらないで代表戦に臨んだ。今回は1月末の代表戦をやってるし、FC東京に帰ってからの練習試合も70、80分出ているし、リーグ戦も途中から出ている。今日90分出たので、全然問題はない」と力強い。勝ってW杯出場が決まる大一番。35歳のベテランは「オーストラリアも死にもの狂いで戦ってくる。彼らも勝たなくてはいけない。そして、僕らも勝って決めたい。非常に厳しくて面白い試合になる。必ず勝ってW杯出場を決められるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。

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2022年3月19日のニュース