×

浅野拓磨所属のボーフムはボルシアMG戦が打ち切り 投げ込まれたビールのカップが副審の頭部を直撃

[ 2022年3月19日 19:50 ]

激しい攻防を見せる両チームんの選手(AP)
Photo By AP

 サッカーのドイツ1部で18日に行われたボーフム―ボルシアMG戦は観客席から投げ込まれたビールのカップが副審の頭部を直撃して打ち切られた。

 騒動はホームのボーフムが0―2とリードされた後半25分に発生。カップはプラスチック製で後頭部を押さえてひざまずいた副審は身ぶりで問題がないことを示したが、審判団と選手はピッチから引き揚げて約15分後に試合の打ち切りが発表された。

 場内アナウンサーはものを投げ込む一部サポーターを「自分たち自身を傷つけるだけでなく、他者や我々のクラブを傷つける」と非難。クラブも公式ツイッターで副審への謝罪を表明し「クラブにとっても最も恥ずかしくつらい夜になった。バカげたファンによる、とてつもなくおろかな行為だった」とつづった。

 スポーツディレクターのシンジーロルツ氏は「まず第一にこの事件に関して謝罪し、被害に遭った副審がすぐに回復し(後遺症などが)何も残らないことを願っている。このようなことが起きたことは本当に残念なことで悲しい。受け入れられない」と語った。

 FWツォラーは自身のツイッターで「我々ボーフムは約2年前から(2部優勝など)信じられないような歴史を描いてきた。この出来事は日々努力している全ての人に対するリスペクトが欠けた行為だ」と訴えた。

 12季ぶりに1部に復帰したボーフムは前節まで11位。今季加入した浅野拓磨はこの試合でベンチ入りしていたが、打ち切られるまで出場機会はなかった。

続きを表示

2022年3月19日のニュース