ケーン3発で快勝のイングランドがW杯出場王手

W杯欧州予選I組   イングランド5―0アルバニア （ 2021年11月12日    英国・ロンドン ）

アルバニア戦の前半、ゴールを決めるイングランド代表のFWケーン（AP）
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　イングランドがFWケーンのハットトリックでアルバニアに5―0で快勝し、1試合を残して22年W杯カタール大会出場を決定的にした。主将でもあるエースは1―0の前半18分、右クロスに頭を合わせて試合の流れを呼び込むと、3―0の同33分にはゴール左前から左足で追加点。4―0の前半終了間際にも右CKで豪快な右足ボレー弾を決め、3得点1アシストを記録した。

　前半の5得点で試合を決める展開となり、ケーンは「前半は素晴らしいパフォーマンスだった。プレッシャーがあって我々には結果が必要だった」と振り返った。

　今夏は欧州選手権決勝でイタリアに敗れ、有力と報じられていたマンチェスター・シティーへの移籍も実現しなかった。本人も「精神的に大きなダメージがあった」と認める状況で、トットナムではプレミアリーグでここまで1得点と不振にあえいだ。その中でこの日はうっぷんを晴らす活躍を見せ、イングランド代表では歴代4位に並ぶ44得点。最多53得点のルーニー、49得点のボビー・チャールトン、48得点のリネカーが視界に入ってきた。

　2位ポーランドに勝ち点3差をつけ、15日の最終戦で対戦するのはここまで9戦全敗の最下位サンマリノ。引き分けでもOKと突破はほぼ確実な状況だが、手綱を緩めることなく快勝で締めくくる。