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W杯隔年開催主導のベンゲル氏が国際日程改革に言及。国際Aマッチ期間は年1~2回の合計1カ月程度に集約

[ 2021年9月24日 17:10 ]

アーセン・ベンゲル氏(AP)
Photo By AP

 FIFAのグローバル・デベロップメント部門トップとしてW杯の隔年開催案を主導するアーセン・ベンゲル氏(71)は23日、英BBCのポッドキャスト番組でW杯を含めた国際日程改革への理解を求めた。

 選手の負担増や過密日程への懸念から反発が強い案に関し「2年に一度の開催ということでのみ反対している人がいる。感情的だが、理解できる。ネガティブな反応は全体像を見ていないから」と指摘。「たくさんの人が猛反対していたのに私の提案で意見を変えた」と訴えた。

 ベンゲル氏の案ではW杯は偶数年に隔年開催し、欧州選手権など大陸選手権は奇数年に開催。年5回程度の国際Aマッチウィークを年1~2回の合計1カ月程度に集約して主要大会の予選を行い、主要大会終了後は選手に25日間の休養を保障することなどが含まれているという。

 18年まで22季にわたってアーセナルの監督を務めたベンゲル氏は「当時の私も提案に賛同しただろう。クラブのことを考えていたし(改革案は現状より)はるかにいい。シーズンが妨害されることはない」と強調。「サッカーをより良く、よりシンプルに、より意味があるものにするための提案」と主張した。さらに「試合数が増えることはなく、休養期間は増えて移動は減り、大会の質は上がる。だからこのプロジェクトは主張しやすい」と強調。関係各所と話し合っていく意向を示した。

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2021年9月24日のニュース