柏がホームで横浜に敗れる　横浜の退場者による数的優位生かせず

明治安田生命J1リーグ第21節第3日   柏1―2横浜 （ 2021年7月3日    三協F柏 ）

横浜Mに敗れ、肩を落とす柏イレブン
Photo By 共同

　前節9戦ぶりの勝利を手にした柏は、ホームで横浜に1―2で敗戦した。前半から数的優位で試合を進めたが、後半立て続けに失点。試合終了間際に1点を返したものの及ばず、勝ち点を逃した。

　相手に退場者が出たことで、前半からボールを保持する時間帯が続いた。27日の湘南戦で2ゴールを挙げたFWペドロ・ハウル（24）を中心に攻め込んだが先制点は遠く、後半31分から立て続けに失点。同44分に高卒2年目のFW細谷真大（19）がリーグ戦初ゴールで1点差としたが、反撃もそこまで。待望の初ゴールを勝利に結びつけられなかったが、下部組織出身の細谷は「サポーターに成長したところを見せたい。この1点で終わらず得点を重ねたい」と今後へ意気込んだ。

　ネルシーニョ監督（70）は「優太を代えなければいけなかったのが痛手だった」と、MF神谷の負傷交代を悔やんだ。後半アディショナルタイムに3得点を奪った前節の勢いは発揮できず、ホームで痛い敗戦。21戦で14敗目を喫し、指揮官は「効率よく攻撃の形をつくれなかった」と悔しさをあらわにした。