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浦和西野TDが江坂獲得の経緯明かす「こんな選手を獲れたらいいねリスト」に入っていた!

[ 2021年6月25日 18:46 ]

浦和に加入した江坂任(浦和レッズ提供)
Photo By 提供写真

 浦和の西野努テクニカルダイレクター(TD)が25日、オンライン会見し、柏からMF江坂任(29)の獲得に成功した経緯などを明かした。前提として開幕直前の今年2月、MF柏木陽介(現J3岐阜)が複数回の規律違反により、退団が決定した時点で「ゲームをつくる選手、パスを供給し、FWに得点を取らせる選手」が重要な補強ポイントとして挙がっていた。

 西野TDによれば強化部内ではロドリゲス監督の就任直後から「非現実的な選手も含めた“こんな選手を獲れたらいいね”リスト」を作成し、江坂の名もリストアップしていたと言う。柏の10番を背負う主力で本来ならシーズン中に獲得できるはずのない選手だったが、今月に入り、スカウト網が「獲得できる状況になった」との情報を入手、移籍への動きを加速させた。

 浦和ではシーズン中でも他クラブの詳細な情報を得るため、国内スカウトを増員しており、まさに組織的に有益な情報をキャッチした。その後の動きは素早く、一気に交渉に乗り出した。ロドリゲス監督も、江坂のプレーは既にチェック済みだったため、映像などで確認するまでもなく、即「(獲得に)行ってくれ」とゴーサインが出たと言う。

 今季の浦和は3カ年計画の2年目。22年のリーグ制覇を掲げている。「そのためには強い強化部、日本一のフロントになるべきという視点でやって来た。うまく機能したのではないかと思います」と西野TD。今季、シーズン中の補強はFWユンカー、DF酒井宏樹、DFショルツに次いでMF江坂が4人目となり、しかも全員が実績豊富なビッグネーム。周到な準備と迅速な動きでまたも大型補強を成功させた。

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2021年6月25日のニュース