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鹿島の19歳荒木が後半27分に決勝弾 「きつい時間帯に決められた」

[ 2021年5月26日 22:29 ]

明治安田生命J1第16節   鹿島1―0C大阪 ( 2021年5月26日    カシマスタジアム )

<鹿島・C大阪>後半、ゴールを決めた荒木(右)=撮影・小海途 良幹
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 J1鹿島が、リスタートの白星をつかんだ。ホームでC大阪を1―0で下し、リーグ2試合ぶりの白星。0―0の後半27分、高卒2年目MF荒木遼太郎(19)が右足で均衡を破った。これで、勝ち点27で暫定6位に再浮上。今季前半戦の正念場となる次節30日の川崎F戦(等々力)へ向け、大きな弾みをつけた。

 一瞬の隙を見逃さなかった。0―0で迎えた後半27分だ。敵陣中央で相手のパスミスを奪ったMF土居聖真(29)が左へ流すと、最後はボックス左で受けたMF荒木が右足を振り抜いた。均衡を破る値千金の先制弾は、今季チーム単独トップの6点目。荒木は「最後は右サイドに流し込むだけだった。きつい時間帯にゴールを決められて良かった」と表情を緩めた。

 前節22日の鳥栖戦で逆転負け。相馬直樹監督(49)が就任後、公式戦11戦目で初の黒星を喫した。指揮官は「久しぶりに負ける悔しさを味わった。ポジティブに考えて、我々の強い刺激にしないといけない。どれだけ次のゲームで発揮できるかがすごく大事になる」と、選手の発奮を期待していた。この日は序盤から一進一退の攻防が続く中、相手の一瞬の隙を逃さずに仕留めた。

 次節30日には、前半戦の正念場となる川崎F戦が控える。相馬監督は言った。「今の成績を見れば圧倒的な成績を残している相手。簡単なゲームではないが、我々はすべてがチャレンジャーとしての戦い。それを完遂できれば、我々に勝利の女神が振り向くと信じて戦いたい」と、しっかりと表情を引き締め直していた。

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2021年5月26日のニュース