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今季ワースト5失点…徳島・ポヤトス監督「コントロールができない試合になった」

[ 2021年4月24日 19:17 ]

明治安田生命J1第11節   徳島1-5柏 ( 2021年4月24日    三協F柏 )

徳島・ポヤトス新監督

 徳島は今季ワースト5失点で2連敗。ダニエル・ポヤトス監督(42)のリーグ戦初勝利と、クラブ史上最多勝ち点獲得を逃した。

 前半9分にDF福岡のビルドアップミスから先制点を与えると、同27分にはCKを叩き込まれ2失点目。「難しい試合になった。ミスとセットプレーで簡単に失点してしまい、コントロールできない試合になった」。指揮官が嘆いた通り、ポゼッション率では上回りながらも柏のプレスと球際の激しさに手こずり、効果的な攻撃につなげることはできなかった。3点を追う後半はメンバーやシステム変更で突破口を見出そうとしたが、逆に失点を重ね、自チームは同29分に相手のクリアボールがFW宮代大聖(20)に当たって入った1点のみに終わった。

 今季4得点目となった宮代は「自分たちにいつもの覇気がなく、相手の流れに飲み込まれた。本当に反省が多い試合になった。すごく悔しい」と不完全燃焼。福岡とセンターバック(CB)でコンビを組むDF鈴木大誠(24)は「この戦術でやる以上、CBのミスは付き物。僕にもその瞬間がいつ訪れるか分からない」とかばい「ただ自分たちのサッカーを折れずに、メンタル的にやるんだと持ち続けてやりたい」と最後方からビルドアップするポゼッションサッカーの継続を強調した。

 前節・鹿島戦(0―1)でも見られたように今後、徳島と対戦するチームは前線からの積極的なプレスを仕掛けてくる可能性がある。その“網”をどうかいくぐっていくか。J1残留へ向けて、指揮官の手腕が試される。

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2021年4月24日のニュース