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大分 新戦力FW渡辺“あいさつ代わり”のJ1初ゴール!指揮官も称賛

[ 2021年2月28日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   大分1ー1徳島 ( 2021年2月27日    昭和電ド )

移籍後初、自身J1初ゴールとなる同点ゴールを決めた大分FW渡辺(左から2人目)
Photo By スポニチ

 大分の新戦力、FW渡辺が7012人の観客にあいさつ代わりのゴールを届けた。1点を追う後半14分、MF町田が放ったシュートのこぼれ球を拾うと左足で豪快にゴールネットを揺らした。渡辺は「ペナルティーエリア内でボールが来たので迷わず左足を振り抜いた」と自身J1初ゴールを喜び、片野坂知宏監督は「ビハインドの状況で力を与えてくれた」と貴重だった同点弾を称賛した。

 下部組織から所属した地元・新潟のJ1昇格が目標だったが、8月で26歳になる年齢を考えて移籍を決断した。先発デビューで実力を示し、その名の通り“あらた”なエース候補の出現が今季のチームに勢いとパワーを与えそうだ。

 ただ、片野坂監督にとってJ1指揮3年目で初めてのホーム開幕戦を白星で飾ることはできなかった。昨季まで最終ラインを支えてきた鈴木(清水)、岩田(横浜)が抜け、新たに4バックを敷いたが、相手のポジショニング、攻守の切り替えの速さに対応できず防戦一方。後半になり従来の3バックにして流れを引き戻した。

 J1でのクラブ100勝目もお預けとなった。片野坂監督は「勝ち点1を取れて良かった」と厳しい展開から同点に持ち込んだ内容を振り返り、「もう少し主導権を握れるゲームをしないと」と次戦を見据えた。

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2021年2月28日のニュース