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ビリャレアル久保 背番「16」実戦デビューも不完全燃焼…まだチームに慣れず声控えめ

[ 2020年8月25日 05:30 ]

練習試合   ビリャレアル3―1カルタヘナ ( 2020年8月23日 )

2部カルタヘナとの親善試合、背番号16でビリャレアルでの実戦デビューを果たした久保(左)
Photo By 共同

 スペイン1部ビリャレアルにレンタル移籍した日本代表MF久保建英(19)が23日、実戦デビューを果たした。2部カルタヘナとの親善試合で後半開始から途中出場。背番号16のユニホームを身にまとい、トップ下としてプレーした。

 新天地でも中央でボールを引き出すなど軽快なボールタッチを披露。右サイドに流れてのドリブルも健在だった。後半17分のカウンターの際には、右サイドで1対1を仕掛けると内に切り込んでペナルティーエリア外から左足で強烈なシュートを放った。ゴールマウスを捉えきれなかったが、自身のスタイルをアピールした。

 ただ、45分間のプレーでアピールする回数は限られ、不完全燃焼だったことは否めない。MFイボラやFWアルカセルから「タケ、タケ」と声を掛けられ、身ぶり手ぶりで指示を受けては何度も位置取りを確認。パスを呼び込む声はまだ控えめで、チームになじみきっていない様子もうかがえた。

 地元紙アスは「控えめなデビュー」との見出しで報道。その上で「多くのカメラマンといくつかの日本のメディアによって注目された久保は後半開始からプレー。輝かしい才能を見せたが、もう少し何かが期待されていた」と注目度の高さと飛躍を期待した。

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