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無観客試合に イタリア地元紙は好意的「”非公開”の幕が上がる」

[ 2020年3月5日 23:24 ]

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、イタリアでのスポーツイベントは4月3日まで実施される場合は無観客とすることが決定したことについて、5日付の地元紙各紙は好意的に報じた。

 セリエAは第25節の4試合、第26節の6試合が延期されており、ガゼッタ・デロ・スポルト紙は「ようやく日曜日だ」と無観客開催となるものの、試合延期にピリオドが打たれることを評価。一方でコリエレ・デロ・スポルト紙は「”非公開”の幕が上がる」と見出しを掲げ「政府の通達には”ウイルスが選手や関係者に対して厳格にチェックをし、ウイルスが蔓延しないよう注意すべき”とあるが、もし感染者が出たらセリエAのシーズン完結は難しくなるだろう」と懸念も示した。

 4日の政府通達によると、4月3日までの多数の人数が集まるスポーツイベントやミーティングの実施は自粛を要請されるものの、スポーツについては試合と練習を含め観客を入れない場合は開催が可能。また、水のボトルを複数で回し飲みしないこと、ロッカールームで飲食をしないこと、用具は自分で鞄の中にしまうことなどの衛生対策が規定されている。

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2020年3月5日のニュース