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U23の“ドラミちゃん”相馬 大一番シリア戦でサイド制圧宣言!「仕留め切り 守り切る」

[ 2020年1月12日 05:30 ]

U-23アジア選手権1次リーグB組   日本―シリア ( 2020年1月12日    パトゥムタニ )

ボールを回す相馬(中央)(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 U―23アジア選手権に参加中のU―23日本代表はきょう12日、1次リーグ第2戦のシリア戦に臨む。勝てば決勝トーナメント進出へ望みがつながり、負ければ史上初の1次リーグ敗退が決まる背水の大一番。先発の可能性が高いウイングバックのMF相馬勇紀(22)が、ヨガで身につけた柔軟性を武器に力強くサイドを制圧する。

 ウイングバックの相馬が、シリア戦でチームを救う。「サッカーで一番大事なのは、仕留めきれるところで仕留めきれる力と、守り切れるところで守り切る力。ゴール前の際の質は特にこだわってやっていきたい」。大一番で、得点に関わるプレーを宣言した。

 愛らしいルックスとがっちりした体形から、これまで親しみを込めて呼ばれた愛称は「豆タンク」に「ドラミちゃん」。身長1メートル65、体重68キロ。重心の低い力強いドリブルでサイドを駆け上がる。小柄ながら馬力のある体を自在に操れる秘けつは、ヨガにある。

 意識しているのは「柔軟性」だという。早大時代の恩師から習うヨガを毎日自宅で20~30分間行う。遠征中も宿舎で実施。丸太を使い、バランス感覚を鍛えるトレーニングもする。ぶれない軸足から振りの速いクロスやシュートを放てるのも、成果の一環だ。

 五輪世代初招集となった昨夏のトゥーロン国際では大会ベストイレブンに選出された。A代表初招集となった昨年12月のE―1選手権では、鋭い縦への切り込みと再三のクロスで攻撃を活性化。日の丸を背負った過去2度とも結果を残してきた。

 負ければ史上初の屈辱が待つ背水の一戦。「こういう大会になってくると結果が全て。結果に関わる数字を意識して、数字をしっかり取れるようにプレーしたい」と誓った。

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2020年1月12日のニュース