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リバプール南野拓実 指揮官は早期デビュー示唆、起用法には「彼の天性の能力を引き出したい」

[ 2020年1月3日 14:08 ]

プレミアリーグ第21節   リバプール2―0シェフィールド・ユナイテッド ( 2020年1月2日    リバプール )

南野拓実
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 日本代表MF南野拓実(24)が加入した首位リバプールはホームでシェフィールド・ユナイテッドを2―0で下し、11連勝。前半4分にFWサラーが先制点を決め、後半19分にFWマネが追加点と両エースが活躍した。ザルツブルク(オーストリア)から移籍し、1日に正式契約を結んだ南野はリーグ規定により出場できず、ベンチ裏の観客席で試合を観戦した。

 ユルゲン・クロップ監督は1日の会見で南野について「シェフィールド・ユナイテッド戦は(出場が)認められていないが、次の試合から彼をチームにいれることを考えている」と5日に行われるFA杯3回戦のエバートン戦でメンバー入りさせる考えを示した。「彼はザルツブルクで我々を相手にクレイジーなプレーを見せた。あのようなプレーをしてくれればいい。それから徐々に適応していってほしい。とくに(過密日程の)この時期は、起用するまで15週間も待つようなタイミングでない」と早期デビューを示唆した。

 またドイツ出身の指揮官は「コミュニケーションは良好だ。彼の英語力は問題ないし、ドイツ語は非常に良い。ドイツ語はチーム内でのコミュニケーションで役に立たないが、私は彼と話すことができるのでとても助かる」と語学力を高く評価した上で「ここで落ち着いてもらうのが大事なので、昨日はあまり話さなかった。現時点で多くを変える必要はない。彼のままでいてくれたらいい。楽しみにしている」と期待を寄せた。

 南野の起用法については「我々は現時点で非常に良いチームができあがっている。彼は攻撃的な選手だが、攻撃陣はおそらく世界最高の選手たちが何人かいる。彼は複数のポジションをこなすため、多くの起用オプションがある。彼がどのポジションから始めるかはまだ分からない、彼の天性の能力を引き出したいし、そのためにやっていく。そのため、あれこれ詰め込むようなことはしない。できるだけ自然体でやってもらいたい」と語った。

 南野のロッカーは、オーストリア1部ザルツブルクでプレー経験のあるFWサディオ・マネ(27)とMFナビ・ケイタ(24)の間になった。クロップ監督は「ザルツブルクのDNAを持つサディオとナビが本当に親切にしていたし、他の選手たちもよくしてくれた。彼らは両手を広げて歓迎した」と明かした。

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2020年1月3日のニュース