×

すべて楽しむ!本田 メルボルンV施設は「常識覆される環境」

[ 2018年8月17日 05:30 ]

高層ビルを望む練習場でボールを蹴る本田(左)
Photo By スポニチ

 メルボルンVに加入したMF本田圭佑(32)が16日、チームの練習施設で初めてトレーニングを行った。本拠の一つ「AAMIパーク」に隣接された練習場は周囲から丸見えの上に、一般開放可能の共用グラウンド。不慣れな環境からオーバーエージ枠での20年東京五輪を目指すことになった。

 30分ほど汗を流した本田は「誰でも(敷地に)入れるね…。俺のサッカーの常識を覆される環境やね」と苦笑い。これまで所属したクラブには当然、専用練習場があった。スタジアム内で非公開練習する場合もあるが、基本的に広場のような共用グラウンドを利用。ラグビー大国らしく、ピッチはラグビー仕様で硬く膝への負担は大きい。側道との間にある柵はわずか50センチで外から見放題。開放されている施設内をウオーキングやランニングしながら練習風景を見るファンもいた。ドッグラン禁止の看板もあるが、グラウンドには犬のフンも落ちていた。

 東京五輪を目指す32歳にとって恵まれた環境ではないが、くしくも56年メルボルン五輪の選手村を取り壊してつくられた場所という。

 10月の開幕に向け、17日にチーム練習に加わる予定。事実上のカンボジア代表監督としても注目を集める本田は、地元ではまさに“会いに行けるアイドル”。奇想天外な挑戦を本田らしく楽しんでいく。

続きを表示

この記事のフォト

2018年8月17日のニュース