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本田、W祝砲決める!イラク戦で31歳&第3子に日の丸弾を

[ 2017年6月11日 05:30 ]

現地の青年たちと自撮りをする本田(右から2人目)
Photo By スポニチ

 13日にW杯アジア最終予選イラク戦に臨む日本代表は10日、中立地イランのテヘラン郊外で練習を行った。試合当日に31歳の誕生日を迎えるFW本田圭佑(ACミラン)は自身への祝砲だけでなく、昨年9月に生まれた第3子の次男に贈るゴールも狙う。左肩脱臼で離脱したMF香川の穴を埋める“救世主”は本田だ。

 本田に完全復活をアピールする舞台が巡ってくる。勝てばW杯出場に“王手”の可能性があるイラク戦を前にチームにはケガ人が続出し、テロ直後のテヘランでは厳戒態勢での調整が続く。自身ワーストとなる国際Aマッチ8試合連続無得点中だが、この逆境をプラスに変える。「攻守においてコントロールしないといけない。経験が重要になる」と力を込めた。

 1―1で引き分けた7日のシリア戦はハリル体制で初の右インサイドハーフでプレー。キープ力のある本田が中盤に入り、縦への速さが生命線のチームに緩急が生まれた。2列目から飛び出して右足シュートも見せ、「自分が一番やるべきことが多い」と語る。右FWで久保に定位置を譲るが、左肩脱臼で離脱した香川が離脱し、司令塔として国際Aマッチ5試合ぶりの先発復帰の可能性がある。

 試合日の13日は31歳の誕生日で、ダブルの祝砲を目指す。昨年9月に第3子の次男が誕生。その後にACミランでは得点したが、代表では昨年9月1日のUAE戦を最後に代表でのゴールはない。24歳の誕生日翌日だった10年6月14日にはW杯南ア大会カメルーン戦で決勝弾を決め「持ってる」と発言し、28歳となった14年6月14日の14年ブラジル大会コートジボワール戦でも得点をマーク。31歳初陣で“持ってる男”復活を狙う。

 次戦で国際Aマッチ通算90試合目。出場数で歴代9位で並ぶ三浦知良を超えて、得点を挙げれば通算37得点で原博実の歴代4位に並ぶ。「ボールを持たれていても、持たせているという意識が重要」。本田が日本の救世主となる。

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