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香川 代表初先発の“原点”で逆襲へ 「距離感」修正

[ 2016年9月4日 08:52 ]

笑顔で練習する(右から)香川、岡崎

W杯アジア最終予選B組第2戦 日本―タイ

(9月6日 ラジャマンガラスタジアム)
 UAE戦で精彩を欠いたMF香川は“原点の地”で輝きを取り戻す。2日は左膝付近の打撲で別メニュー調整となったが、タイ入り後の初練習はきっちり消化した。

 バンコクは08年6月14日の10年W杯南アフリカ大会アジア3次予選で、代表初先発を飾った舞台でもある。当時19歳でAマッチ3試合目での大役。過酷なアジアとの戦いに向かい、後半38分までプレーし3―0の勝利に貢献した。今回はその時と同じラジャマンガラ国立競技場での試合。今や代表の主力となった27歳は「(当時のことは)あまり考えていない。次の試合に勝つだけです」と集中を高めた。

 初戦を落とした直後だけに格下からは勝ち点3だけが求められる。UAE戦は決定機を外しただけでなくトップ下ながら“消える”場面が多かった。「距離感に問題を感じる。ポジションがかぶっていた。次までに修正したい」と自分に言い聞かせるように話した。「(ケガは)問題ない」と語った。香川は「もう何を言っても(UAE戦で)勝ち点3は取れない。次の試合に勝つ準備をしたい」。エースのV字回復から、日本の逆襲が始まる。

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2016年9月4日のニュース