笑福亭鶴瓶 キダ・タローさんの訃報に悲痛「死なんと思ったもん」 九死に一生のハプニングも

[ 2024年5月19日 17:54 ]

落語家の笑福亭鶴瓶
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 落語家の笑福亭鶴瓶(72)が、19日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)に出演し、14日に死去した作曲家キダ・タローさん(享年93)との思い出を語った。

 キダさんの番組にゲスト出演したことなどをきっかけに、交友関係を深めたという鶴瓶。突然の悲報に、「あんなん急に…先生、死なんと思ったもん。元気やったもんね」といまだに信じられない様子で振り返った。

 お互いのことを見つけると、「鶴瓶のアホ!」「キダ・タローのアホ!」と言い合うような間柄だったという。ある日、大阪のテレビ局から向かい側にあるホテル側に歩いている鶴瓶を、キダさんが上の階から発見。いつものように「鶴瓶のアホ!」と叫んだという。「上からのぞかはったんでしょうね。“鶴瓶のアホ!”って言うた時に、(キダさんの)前に花瓶があったんですよ。花瓶がボーン落ちたんですよ。キダさんが俺に花瓶を落としたんですよ。花瓶投げたんかな?と思ったんですよ、当たらんように。そしたらホンマに前に出すぎて、花瓶が落ちたんですよ」。一歩間違えば大事故の出来事を振り返った。

 鶴瓶にケガはなかったが、キダさんに仕返ししようとしたという。「花瓶が当たって下にバーンと落ちたんですよね。俺は、その横で寝といたった。当たったみたいにね」。ところが、キダさんが降りて心配することもなかったという。鶴瓶は「降りて来はらない。俺は降りてくると思ったから寝てるのに、降りてけえへん。おい!って」と懐かしんでいた。

 そんなことがあっても、仲の良さは変わらなかったようで、「でも大好きな人でしたね」とつぶやいていた。

 “浪速のモーツァルト”と呼ばれたキダさんは、生涯で5000曲を作ったと自称。朝日放送「プロポーズ大作戦」「ラブアタック!」などの番組テーマ曲をはじめ、プロ野球阪神の「タイガース音頭」、近鉄の「近鉄バファローズの歌」も制作。出前一丁、かに道楽、小山ゆうえんちのCM曲など、誰の耳にも残るメロディーを生み出した。

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