将棋名人戦 先手の藤井が45手目を封じて指し掛け 対局は9日午前9時に再開

[ 2024年5月8日 19:13 ]

初手を指す藤井聡太名人(左)。右は豊島将之九段(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太名人(21)=王将含む全8冠=に豊島将之九段(34)が挑む将棋の第82期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)第3局は8日、東京都大田区の羽田空港第1ターミナルビルで第1日が指され、午後6時50分、先手の藤井が45手目を封じて指し掛けた。

 シリーズ成績は初防衛を目指す藤井の2勝0敗。今局の戦型は雁木(がんぎ)となり、藤井は右銀を2筋の飛車と絡めながら前線に繰り出す古典的な棒銀戦法を採用した。対する豊島は34手目に1時間47分、40手目に2時間13分の大長考を決行。藤井も指し掛け時刻の午後6時30分以降、20分を慎重に投入してから封じる意思を示すなど、名人戦らしい重厚な進行となった。

 消費時間(各9時間持ち)は藤井が3時間7分、豊島が5時間18分。対局は9日午前9時に再開し、終局は同日夜の見込みだ。

 封じ手は各タイトル戦で指定された時刻(名人戦は午後6時30分)を経過しても自身の持ち時間内ならば規則上問題はない。藤井の「封じ手最長超過記録」は22年1月の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局での22分。

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