唐十郎さん次男、俳優・大鶴佐助が追悼「演劇を愛する下町のナポレオン…巨星は堕ちずに輝き続ける」

[ 2024年5月5日 18:46 ]

大鶴佐助
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 アングラ演劇の旗手として活躍した劇作家の唐十郎(から・じゅうろう、本名大鶴義英=おおつる・よしひで)さんが4日、東京都中野区の病院で死去した。唐さんが主宰する「劇団唐組」が5日、発表した。84歳。東京都出身。

 唐さんの次男で俳優の大鶴佐助(30)は所属事務所を通じてコメントを発表。「演劇を愛する下町のナポレオンでした 巨星は堕ちずに輝き続ける これからも多くの役者が魂と言葉を受け継いで行きます」と悼んだ。

 唐さんは1日午前中に自宅で転倒し、中野区内の病院に緊急搬送された。亡くなったのは4日午後9時1分で、長男で俳優の大鶴義丹(56)はこの日、都内で会見を行い、「異母きょうだい2人は看取っていて、(大鶴自身は)30分後くらいに到着した。体温が少し残っていた。みんなで芝居の話をしながら見送ったような感じ」と話していた。

 唐さんは1967年に状況劇場の看板女優で、個性的な演技で「アングラの女王」と評された李麗仙さん(享年79)と結婚。68年に大鶴が誕生した。88年に離婚し、翌年に再婚。51歳にして長女で女優の美仁音を授かり、93年には佐助が生まれた。

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