乙武洋匡氏 衆院補選で受けた妨害行為「あおり運転のような形で…」 相手の目的は「ビジネスだと思う」

[ 2024年5月5日 18:44 ]

4月28日投開票の衆院補選東京15区で落選し、敗戦の弁を述べる乙武洋匡氏
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 作家の乙武洋匡氏(48)が5日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演し、落選した衆院東京15区補欠選挙で受けた妨害行為について語った。

 28日に投開票された補選では立憲民主党の酒井菜摘氏が当選し、無所属ながら小池百合子都知事が支援した乙武氏は9候補中5位と厳しい結果に終わった。

 告示日の4月16日の街頭演説では、政治団体「つばさの党」候補者や陣営関係者から、近くで大音量の演説をしたり車のクラクションを鳴らすといった行為を受けた。乙武氏や他候補の陣営はそれを避けるため前もって街頭演説の告知を行わない対策をとったそうで、乙武氏は「今回1番悔しかったのは自分たちの演説を邪魔されたっていうことだけじゃなくて、有権者の方々は誰に託すか決めるために各候補者の主張を聞きに行きたいわけですよ。それが妨害されるというのは立候補者側だけじゃなく有権者の権利も侵害されているのが許せないし、申し訳ない気持ちでいっぱい」と憤りを口にした。

 つばさの党の目的について、フジテレビ政治部デスクの高田圭太氏が「YouTubeで流して再生数稼ぎに使っているんじゃないかという指摘がある」と話すと、乙武氏は「ビジネスだと思います」と断言。

 そして「我々が演説をしようとスペースを確保していると向こうの選挙カーが大音量で真後ろに付けてきてずっと大きな音流して邪魔をしてきたり、その車から降りてきて拡声器で私や聴衆に向かってワーッと大きな声で叫んだり」と受けた行為の詳細を明かした。

 街頭演説ができない状態になったため、各陣営は選挙カーで街中を回る戦略に切り替えた。すると「カーチェイスのような形で、彼らは街中をパトロールと称してずっと後ろをくっつけてあおり運転のような形で、ずっとライブで配信してるんです」と新たな“妨害”を受けたそうで、「危ないなと思った」と乙武氏。

 最初は「応酬しないと」と大声で演説をしていたが、小池都知事に「ああいうのは無視してちゃんと有権者と向き合っていきましょう」と助言されたそうで、「その通りだなと思って、やれるようになった」と振り返っていた。

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