唐十郎さん死去 元妻は「アングラの女王」李麗仙さん 大鶴義丹ら子供3人も俳優の道へ

[ 2024年5月5日 12:14 ]

唐十郎さん
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 アングラ演劇の旗手として活躍した劇作家の唐十郎(から・じゅうろう、本名大鶴義英=おおつる・よしひで)さんが4日、東京都中野区の病院で死去した。唐さんが主宰する「劇団唐組」が5日、発表した。84歳。東京都出身。

 唐さんは、1940年(昭15)2月11日生まれ、東京・下谷万年町出身。明大文学部演劇学科卒。63年に「シチュエーションの会」(64年に劇団「状況劇場」に改名)を結成し、67年、新宿花園神社で“紅テント”公演を行う一方、根津甚八、小林薫、佐野史郎ら多くの俳優を輩出した。

 私生活では、67年に状況劇場の看板女優で、個性的な演技で「アングラの女王」と評された李麗仙さん(享年79)と結婚。68年に長男で俳優の大鶴義丹が誕生した。88年に離婚したが、2021年に李さんが亡くなった際に義丹は「父・唐十郎とは離婚しましたが、最後まで盟友としての親交はありました」と明かした。唐さんは元妻の訃報に憔悴していたという。

 89年に再婚。51歳にして長女で女優の美仁音を授かった。93年には次男で俳優の大鶴佐助が生まれた。歌手のマルシアは長男の元妻にあたる。

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