那須町夫婦遺体　犯行上役について元刑事「警察はほとんど把握していると」「時間の問題」

子役時代の若山耀人（きらと）容疑者（当時10歳）
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　元大阪府警刑事で犯罪ジャーナリストの中島正純氏が3日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）に電話出演し、栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、容疑者らの捜査状況について自身の見解を示した。

　警視庁と栃木県警の合同捜査本部は1日、死体損壊容疑で住所、職業不詳、元俳優の若山耀人（きらと）容疑者と韓国籍の姜光紀容疑者を逮捕した。2人は実行犯役とみられ、この事件による逮捕者は指示役とみられる佐々木光容疑者、仲介役と目されている平山綾拳容疑者を含め、4人となった。

　佐々木容疑者の上に、さらなる指示役がいるとされている。捜査状況について聞かれた中島氏は「私は警察はほとんど把握していると思いますね」と推測した。

　平山容疑者は犯行翌日の4月17日に出頭し、逮捕されたが、その約30分前に佐々木容疑者と接触したとみられる。中島氏は「佐々木容疑者と平山容疑者の出頭の話ですが、今現在、自分たちが関わっていることであれば、俺たちが出頭すれば軽い罪で済むだろうという感じで、これだけニュースで報じられたからやばいと、平山容疑者が出頭したんだと思う」と、自身の見解を口にした。

　平山容疑者は出頭時にスマートフォンなどを所持しておらず、直前に佐々木容疑者に手渡したと説明している。中島氏は「これも単純な考え方で、警察はそんな甘くないんですよ。携帯がなくても、名前と携帯の番号さえ分かれば全部、分かるんですわ。すべてが分かっている」と指摘した。

　佐々木容疑者の上役の人物についても、中島氏は「おそらく警察は特定していると思います。（逮捕は）時間の問題だと思いますね」と見通した。