「涙の女王」キム・ジウォン“ホン・ヘインは四つ葉のクローバーのような存在”

[ 2024年5月3日 14:00 ]

写真=HighZium studio
女優のキム・ジウォンが、tvNドラマ「涙の女王」放送終了の感想を語った。

キム・ジウォンは、韓国で先月28日に放送終了した「涙の女王」でホン・ヘイン役を務め、毎回目を離せない熱演を繰り広げ、“キム・ジウォンシンドローム”を巻き起こした。彼女は財閥3世であり、デパートの社長というキャラクターにふさわしい華やかなスタイリングとビジュアルで一気に視線を釘付けにした。そしてコミカル、ロマンス、ヒューマンまで、多様なジャンルを自分だけのカラーで繊細に演じ、代替不可能な女優であることを証明した。

視聴者の熱い反応に支えられ、最終回である第16話は視聴率24.9%(全国有料世帯基準、ニールセン・コリア提供)を記録し、tvNドラマの歴代1位の記録を樹立した。

――「涙の女王」を終えた感想をお願いします。

キム・ジウォン:こんにちは。「涙の女王」でホン・ヘインを演じたキム・ジウォンです。四季を通して長い間撮影しただけに、緊張してワクワクする気持ちで放送を待っていました。それなのにもう終わりだと思うと、余計に短く感じられますし、少し寂しい気持ちです。ドラマを楽しく見ていただき、関心を持っていただき、愛してくださった多くの方々に心から感謝します。何よりも健康が第一です。いつも元気で、幸せでいてほしいです。また、愛する人たちと十分に、そして後悔することなく、たくさん愛し合ってほしいです。私はまた別の作品を通じて新たにご挨拶します。ありがとうございます。

――視聴者の方々からたくさんの愛をもらいましたが、いかがですか?

キム・ジウォン:本当に感謝しています。視聴者の方々の反応を見ながら、私もドラマをもっと楽しむことができました。視聴者の方々が搭乗されたジェットコースターに一緒に乗って、上がったり下がったりして一緒に楽しみながら見ることができて嬉しかったです。

――記憶に残っている周りの反応やコメントはありますか?

キム・ジウォン:怒りを呼ぶシーンでは、感情移入して一緒に怒ってくださり、楽しいシーンでは一緒に楽しんでくださる反応を見ると、「このシーンをどのように見てくれるのだろうか?」と悩みながら撮影した瞬間が思い浮かんで、不思議な感じがしました。周りからは、「ハッピーエンドかサッドエンドか、私にだけ教えてほしい」「クイーンズを再び掌握せずに何をしているの」といった脅迫(?)のメッセージをたくさんもらって面白かった記憶があります。

――コミカル、ロマンス、ヒューマンなど、感情の幅が広いキャラクターを演じました。撮影しながら特に気を使おうとした部分はありますか?

キム・ジウォン:各ジャンルの色を鮮明に表現しようと努力しました。多様な感情が早く動くので、「どうすれば違和感なくお見せできるだろうか?」とたくさん悩み、撮影するシーンとその時のヘインの感情に集中しようと努力しました。ご覧になる方々にもこの気持ちが100%伝わることを願う気持ちで準備しました。

――撮影しながら、あるいは放送を見ながら一番記憶に残っているシーンはどこですか?撮影現場のエピソードも教えてください。

キム・ジウォン:第11話の序盤が一番記憶に残っています。普段、放送を見る時に自分自身をモニタリングしてしまう瞬間がありますが、第11話は私も一緒に泣きながら見ました。家族がヘインの病気を知るシーンを撮影する時、先輩たちが出るシーンではなかったのですが、カメラの向こうで一緒に悲しんでくださったので、集中して演じることができました。先輩たちのおかげで自然に涙がたくさん出てきた記憶があります。

――ドイツでは本当に幸せな瞬間から、悲しく辛い瞬間まで撮影しました。簡単ではなかったと思いますが、どのような気持ちで撮影に臨んだのか気になります。

キム・ジウォン:ドイツで新婚夫婦の甘い姿と、ヒョヌの離婚申請書を初めて見た瞬間、聖堂前での感情が溢れるシーンなど、本当に多様なシーンを撮影しました。ヘインが楽しくて幸せな時間から一番辛かった記憶まで、全てを撮影してみたら、ホン・ヘインという人物の心を一番深く理解できる時間だったと思いました。感情の幅が大きいので簡単ではありませんでしたが、皆で一緒に力を合わせて仕上げていこうとしていました。韓国、ドイツのスタッフの方々が素敵なシーンを撮るために本当に熱心にコミュニケーションをとりながら、皆で努力していたことが長く記憶に残る瞬間だと思います。

――クイーンズ家、龍頭里(ヨンドゥリ)家を合わせて10人を超える俳優たちが長い時間を共にしました。共演してみていかがでしたか?

キム・ジウォン:こんなに多くの先輩たちと撮影した経験はあまりなかったので、とても緊張しましたが、台本読み合わせの時から先輩たちが緊張をほぐしてくれました。本当に楽しい撮影でした。先輩たちが演じる姿を見る度に感嘆して、見とれる瞬間が多かったのですが、その瞬間が私にとって、そして女優キム・ジウォンにとって学びの時間だったと思います。そしてクイーンズ家、龍頭里家2つの家庭が合わさって、みんなで集まるシーンが多かったのですが、その時「本当に名節(韓国の伝統的な節日)のようだ」と思いました。全ての瞬間が温かい時間でした。

――これまでドラマで様々なキャラクターを演じてきましたが、ホン・ヘインはキム・ジウォンさんにとってどのような思い出として記憶に残ると思いますか?

キム・ジウォン:ホン・ヘインは私にとって四つ葉のクローバーのような存在として記憶に残ると思います。キャラクターが挫折する時間は、それほど長くはありません。辛い思いをしていても、すぐに乗り越えて、克服しようと努力します。そのような姿が私には“克服のアイコン”“肯定のアイコン”のように思えました。大変な状況でもこれを克服し、力になり、希望になってくれる四つ葉のクローバーのようなヘインとして記憶したいです。

――視聴者にはホン・ヘインをどのように記憶してほしいですか?

キム・ジウォン:ホン・ヘインは愛が本当に多いのに、表現の仕方が少し下手だったと思います。話が展開すればするほど、表現も上手くやろうと努力する姿を見せてきましたが、そのような部分がドラマをご覧になった視聴者の方々に伝わって、ヘインを“思ったより温かい人”として記憶していただければ嬉しいです。

――最後に、ホン・ヘインへ一言お願いします。

キム・ジウォン:ヘイン、お疲れ様! これからは幸せなことばかりあってほしい。おかげで大変な状況に置かれた時、それでも諦めずに笑って、また起き上がる方法を学んだよ。ありがとう。これからは心とは違う言葉ではなく、心の中にある温かさをきちんと伝えてほしい。さようなら!

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