藤井叡王 伊藤七段との第3局は角換わり 今期は3局連続角換わり 1勝1敗で迎え、勝者が先に王手

[ 2024年5月2日 09:40 ]

叡王戦第3局に臨んだ藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太叡王(21)=王将など8冠=に同学年の伊藤匠七段(21)が挑む第9期叡王戦5番勝負第3局は2日午前9時、名古屋市の「名古屋東急ホテル」で始まった。先手は藤井で、戦型は角換わり腰掛け銀に進んだ。

 両者の対局では4月7日の叡王戦第1局、20日の第2局に続く3局連続の角換わり。第9期は角換わりシリーズになった。

 1日の前夜祭。そのあいさつで藤井は「あすは1勝1敗で迎える第3局。大きな一局なので、糖分補給をしながら一局を通して集中して指したい」と語った。

 ここまでの2局、先手番が制し合って迎えた。勝者が獲得へ先に王手をかける大一番。藤井は出場した過去21回のタイトル戦でまだ敗退がないどころか、先にカド番へ追い込まれたこともない。第6期、当時叡王だった豊島将之九段(34)に挑み、○×○で迎えた第4局に敗れ、続く第5局は勝者が獲得という状況を藤井が制した。この第5局が唯一の、負ければ敗退。まだ先に負ければ敗退の状況を背負ったことがない藤井がどう、この第3局をしのぐか。持ち時間4時間のチェスクロック方式で夕方に終局予定。

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