hideさん27回忌、追悼ライブに16組集結 SHOKICHIは初出演に感慨「14歳の僕に伝えたい」

[ 2024年5月2日 20:59 ]

hideさんの追悼イベントに登場したEXILE SHOKICHI
Photo By 提供写真

 X JAPANのギタリストでソロアーティストとしても活躍し、1998年に亡くなったhideさん(享年33)の命日にあたる2日、神奈川・CLUB CITTA’で追悼イベント「hide Memorial Day 2024 ~Sing along Live“Hi-Ho!”~」が行われた。

 亡くなった翌年から毎年命日に開催され、今年で26回目を迎える。ライブは「A STORY」の音楽に合わせ、hideさんが生まれた1964年12月13日から、その軌跡を写真で紹介していく内容で幕開け。生まれ育った神奈川県横須賀市で、高校時代に結成したバンド・横須賀SAVER TIGERでのライブ風景、X JAPANとしてのステージなどが写し出されていった。

 2016年には、hideさんが愛用していた“イエローハート”ギターを演奏するX JAPANのリーダー・YOSHIKI(58)の姿、18年は昨年10月に57歳で死去したBUCK-TICKのボーカリスト・櫻井敦司さんの映像も映され、大きな歓声が起きていた。

 ステージには、hideさんに影響され音楽を好きになったというEXILEのSHOKICHI(38)が初出演。ギターをかき鳴らしながら「ピンクスパイダー」をワイルドに熱唱した。歌い終えた後のMCでは「(音の)データがhideさんなんです。hideさんに憧れて憧れて憧れて、好きで好きで好きでしょうがなかったバンドマンの14歳の僕に伝えたい。hideさんと一緒に歌ったよって」と声を震わせていた。

 迷彩服とド派手なレッドヘアで舞台に躍り出たSOPHIAの松岡充(52)は「おはようございます」と両手を広げながら、hideさんの決めフレーズでファンの目を釘付けに。hideさんを彷彿とさせるようなパフォーマンスでヒット曲「ROCKET DIVE」を歌唱。「一緒に飛ぼうぜ!」と呼びかけ、会場を盛り上げた。

 終盤にはX JAPANのPATA(58)が「TELL ME」などでギターを演奏。約2時間50分で19曲を披露したライブの最後は、16組のゲストが「Hi-Ho」で大合唱。ファンと一体になっていた。

 この日のチケット1300枚は、瞬く間にソールドアウト。hideさんの共同プロデューサーで音楽家のI.N.A.氏(59)は「亡くなって四半世紀以上経っても、ファンが集まってくれる。本当にhideさんは幸せな人ですね。命日は悲しい日というイメージを持つ人も多いけれど、ファンの人に楽しんでほしい」と明かした。

 フロアにはhideさんのコスチュームに扮装した女性、手にhideさんの人形を持った男の子など、親子4代で“hide推し”という人の姿も。

 I.N.A.氏は「自分が聴いて、その子どもに聴かせて、その子たちがまた子どもに聴かせてというのが続いている」と感慨。今回のライブや、リマスター盤の制作など、現在もhideさんの音楽を守り続ける中で「アレンジなど、時代の先の先を読んでいたと感じた。改めてすごい人」とその非凡さに驚いていた。

 存命なら、今年12月の誕生日で還暦を迎える節目の年。実弟でhideさんのマネジャーを務めた、ヘッドワックスオーガナイゼーション代表の松本裕士氏(56)は「すごく人間的で優しい人」と兄との時間を振り返り、アーティストとしては「日本が誇れるロックスター」と称えた。「僕ら命続く限り、hideさんの音楽を守っていきたい」と思いを込めた。

 12月8日には、生誕60年を祝うバースデーライブ「hide Birthday Party 2024 ~hide 60th Anniversary~」をCLUB CITTA’で開くことが決まっている。

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