宇宙のにおいはグルメ? 山崎直子さんの体験に滝沢カレンも仰天「魅力的ですねえ…」

[ 2024年4月29日 16:22 ]

山崎直子さん
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 宇宙飛行士の山崎直子さん(53)が29日、TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」(月~木曜前8・30)にゲスト出演し、宇宙滞在中の活動について語った。

 天体や「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などのSF作品に触れ、中学生ごろから宇宙に興味を持つようになったという。東大大学院を卒業後、「宇宙工学というものを学んで、まず宇宙開発というものに携わりたいなと思ったんです」と、現在の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入社した。

 2010年、スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かった。従事したのは、ISSの組み立て補給ミッション。「私とアメリカ人のステファニー(・ウィルソン)さんという同僚とで、カナダ製のロボットアームを動かして、イタリアが作ったレオナルドという補給モジュールをロボットアームでつかんで、国際宇宙ステーションに取り付けて。取り付けた後はその中に入って、いろんな実験装置をみんなで組み立てて」と説明した。そのほか、数十にも及ぶ実験を行ったという。

 宇宙大好きという滝沢カレンは「よく映画だと、外に出て作業されている映像があるじゃないですか?今回は外には出たんですか?」と尋ねた。

 すると山崎さんは「私は外には出られなくて、同僚がやっていました」と説明。それでも、宇宙の“香り”を感じることはできたという。「同僚の宇宙飛行士が外に出て戻ってくると、宇宙服にちょっと香りが、においが付着していて」。その香りをかぐことができたといい、「船長さんが呼んで、これが“スメル・オブ・スペース”、宇宙のにおいだと。ちょっとラズベリーっぽい、甘い…」と説明した。

 意外すぎる宇宙のにおいに、「パンサー」向井慧は「え~!!」と絶叫。滝沢は「そっちなんですね」と不思議がった。さらに、山崎さんは「ステーキをこがしたようなまじったにおいが、ほのかに漂ってくるんです。私もびっくりしました」とも明かした。

 ラズベリーのような香りについて、山崎さんは「宇宙空間にギ酸エチルという有機物が漂っていて、たぶんそのにおいが甘ずっぱいんですね。ラズベリーとかパイナップルに含まれていて」と説明。「焦げたにおいは、原子上の酸素とか。真空とはいえ、まだちょっと空気の粒が残っているので、そのあたりのにおいじゃないかって言われています」と解説していた。

 「魅力的ですねえ…」(滝沢)、「香りまで想像したことなかった」(向井)と、あらためて宇宙の神秘に感激しきりの2人。山崎さんも「私も想像してなかったです。びっくりしました」と振り返っていた。

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