風間晋氏 円安加速34年ぶり158円台に「円安対策を日銀も財務省も全く打てないというのが分かって…」

[ 2024年4月29日 08:54 ]

フジテレビ社屋
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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が29日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。26日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで大幅下落し、一時1ドル=158円44銭と1990年5月以来、約34年ぶりの円安ドル高水準を付けたことに言及した。

 日銀が現行の金融政策の維持を決めた一方、米国の指標でインフレの根強さが示された。日米の金利差が開いた状況が続くとの見方が広がって、円売りドル買いが膨らんだ。

 円は対ユーロでも下落し一時1ユーロ=169円台と、単一通貨ユーロが導入された1999年以来の最安値水準に迫った。歴史的な円安水準を更新し続けており、輸入食品やエネルギーの価格上昇を招き、消費者の生活を圧迫する恐れがある。

 風間氏は「今回はやはり円安対策というのを日銀も財務省も全く打てないというのが分かってしまったので、それで一気に円安が進んでしまいましたよね。160円までいく可能性は否定できないんじゃないですかね」と言い、「そうなると心配なのが、日本はエネルギーと食料の多くを輸入に頼っていますから、輸入したエネルギーや食料の円建ての価格というのがドーンと上がるわけですよ、円安だと。そうすると、おそらく今年の秋くらいには、また食品の値上げラッシュ、あるいは冬場に向けたエネルギー価格の値上がりとかが来るのが目に見えている。この春の春闘の賃上げくらいのレベルでは全然追いつかなくなると思う」と自身の見解を述べた。

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