水原容疑者 銀行口座情報で形成した巧妙な言葉の壁 代理人らに「俺を通さないと翔平と話せない」

[ 2024年4月12日 18:35 ]

水原一平容疑者
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 在米17年の吉田大国際弁護士が12日、日本テレビ系「ミヤネ屋」(月~金後1・55)に出演し、ドジャース大谷翔平の銀行口座から巨額の不正送金を行っていた水原一平容疑者について「巧みに周囲と言葉の壁を作っていたのでは」と、その手口の可能性を指摘した。

 “チーム大谷”には代理人を含め、会計士や財務アドバイザーなどもいるにもかかわらず、不正送金が行われてしまった今回の事件。吉田弁護士は自身の経験と照らし合わせながら「給与口座に関しては水原氏を介さないと話せないという状況をおそらく水原氏が主導してつくったのではないかと思います」と語った。

 捜査当局によると、水原容疑者は「大谷選手はこの口座に関しては内密にしたい、と話している」と代理人らに説明。周囲に“アンタッチャブル”な空気感を醸成することに成功していたという。吉田弁護士は「日本企業のアメリカ支社において、さまざまな不正を見てきたけれども、そのうちのひとつで非常によく使われる手段が情報の分断。英語と日本語の間にカベを作ることで一気通貫に情報をわからないようにする方法」と解説する。今回も「水原容疑者が、俺を通さないと誰も翔平と話せないよ、という状況をつくった可能性が高い」と主張した。

 番組の司会を努めるフリーアナウンサーの宮根誠司(60)も「グラウンドでは言葉の壁をなくしていたけれども、ことお金に関しては、言葉の壁を高くしてしまったということですか」と嘆息。吉田弁護士は「米国にも日本語のプロフェッショナルという人は一定数います。そういう人がチームに1人でもいて、毎月とは言わないけど口座は確認したほうがいいんじゃないですか?と大谷選手にアドバイスできていれば、このような事件は起こっていなかったかもしれない」と残念そうに語った。

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