高畑淳子　渡辺えり、森繁久彌、北野武「往年の名優はみんな“半ナマ”」演技論語る「半ナマを覚えたい」

高畑淳子
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　女優の高畑淳子（69）が18日、TBSの安住紳一郎アナウンサー（50）がパーソナリティーを務めている同局ラジオ「安住紳一郎の日曜天国」（日曜前10・00）に出演。4月に開幕する舞台「さるすべり」で共演する女優・渡辺えり（69）について語った。

　高畑は渡辺の演技について「えりさんは“半ナマ”が上手なんです。半分、生（なま）で。私は役作りをちゃんとしちゃうので、“半ナマ”を覚えたいと思っています」と自身との違いを説明した。

　安住アナから「“半ナマ”をもう少し詳しく教えてください」と質問されると、高畑は「素ですね。やってるような、やってないような。森繁（久彌）さんとか、いわゆる往年の名優はみんな“半ナマ”だと思っています。（北野）武さんも“半ナマ”を撮っていると思います。映画でもリハーサルでもコテコテしない。“半ナマで撮っちゃうんだ”みたいな」と説明。安住アナが「ちょっとプラン通りじゃない」と話すと、高畑は「なるべく生のまま、未完成のまま。あっちの方がいい時もあるんだろうなと思ったりもします。うまいんですよ、ああいうのが、ああ見えて。渡辺えり」と話した。

　さらに同い年の渡辺について、高畑は「話が合うというか、思い出が同じ。稽古場でも3年前にご一緒したんですけど、うわー、きゃーなんて言ってたら演出家に“うるさいですよ、そこ”って怒られて」と仲睦まじい様子を明かした。