もんたよしのりさん、KANさん、伊集院静さん…2023年下半期著名人レクイエム（2）

もんたよしのりさん

　【激動2023】2023年も多くの著名人が亡くなった。2022年下半期に亡くなった著名人をしのぶ。

　もんたよしのりさん(72)　10月18日死去（歌手）
　高音のハスキーボイスで切なく歌う「ダンシング・オールナイト」は80年代最大のヒット曲。作詞作曲した西城秀樹さんの「ギャランドゥ」、大橋純子さんとのデュエット曲「夏女ソニア」も話題に。俳優でも活躍した。

櫻井敦司さん(57)　10月19日死去（歌手）
　「BUCK―TICK」ボーカル。88年「JUST　ONE　MORE　KISS」でブレーク。ツンツンに逆立てた髪や美麗なルックス、耽美（たんび）な世界観の音楽は、後のビジュアル系ブームに大きな影響を与えた。

　HEATHさん(55)　10月29日死去（ミュージシャン）
　「X　JAPAN」のベースとして途中参加。ミステリアスな私生活の一方、ステージではベースを破壊するなど派手なパフォーマンスを見せた。ソロでは「名探偵コナン」のエンディング曲「迷宮のラヴァーズ」を担当。

KANさん(61)　11月12日死去（歌手）
　「愛は勝つ」が大ヒット。どんなに困難な状況も、最後には愛が勝つという真っすぐな歌詞が共感を呼び、90年代を代表する曲に。今年3月「2万人に1人の希少がん」とされるメッケル憩室がんを発表し、闘病していた。

　伊集院静さん(73)　11月24日死去（作家）
　「受け月」「機関車先生」「大人の流儀」など名著多数。作詞家として「ギンギラギンにさりげなく」などもヒット曲に。酒とギャンブル、女性の逸話も多く、ダンディーでちょい悪なイメージで男女問わず人気を博した。