若狭勝弁護士「国民は追及しなければいけない」安倍派座長、塩谷立氏の発言撤回に

[ 2023年12月1日 10:30 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党安倍派の塩谷立座長が11月30日の派閥会合後、派閥パーティー券の販売ノルマを超えた売り上げ分を派閥から議員側に還流させる「キックバック」の慣習について「あったと思う」と言い、5時間後に「事実を確認しているわけではないので、撤回したい」と述べたことに言及した。

 塩谷氏は、キックバックの慣習があるのかどうか記者団から問われ「そういう話はあったと思う」と言及し、5時間後に急きょ記者団を集め「事実を確認しているわけではないので、撤回したい」と述べた。

 還流分が派閥や議員側の政治資金収支報告書に記載されなければ政治資金の流れが不透明になる。安倍派では、2018~21年分の政治資金収支報告書で、パーティー券収入を巡る記載漏れが計54件あり、いずれも修正を済ませた。22年分にも訂正箇所があった。

 若狭氏は「撤回はごまかしだと思いますね。最初に言ったことが正しいと私は思います」と自身の受け止めを述べた。そして、「今回のパーティー券というのは、打ち上げ収入を裏金に回していくということで、裏金に回すということになると、その裏金が今度、また不正の選挙買収などに使われる可能性がある」とし、「国民が許してはいけない、追及しなければいけないものが今回、噴き出ている」と話した。

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