難病の間瀬翔太、脳出血から4年…感じていた異変 何度も病院受診も「風邪」の診断「危うく死にかけた」

[ 2023年11月13日 16:15 ]

間瀬翔太公式インスタグラム(shota_mase)から

 19年に10万人に1人という難病「脳動静脈奇形」を患っていると公表した俳優の間瀬翔太(37)が、13日までに自身のブログを更新。脳出血で倒れてから4年が経ったと報告し、当時の様子を伝えた。

 脳動静脈奇形による脳出血を起こし、その時の後遺症として出来た「てんかん」と一生付き合っていくと公表している間瀬。この日は「脳出血から4年」と書き出し、脳出血で倒れた日の状況を振り返った。

 脳出血の経験について、これまであまり語ってこなかったというが「でも誰かの役に立てるなら当時の詳細を思い出しながら(と言っても危うく死にかけたので、結構リアルに覚えているものです。)丁寧に綴って行ければと思います」と書き出した間瀬。

 「まず僕が脳出血を起こしたのは2019年7月20日」といい、「前々日の7月18日から7月19日を迎える瞬間ぐらいまでは確か友達と先輩と、知り合いのお店に行ったりBARでお酒を飲んだりしていました。(飲酒量は脳卒中の発症リスクに比例しているみたいなので、直接コレが原因になったかは不確かですが注意喚起として一応記入)。そして脳出血を起こす2~3カ月前から僕は首の後ろ側(頚椎)と、右目の後ろ側が痛かったんです。痛み止めは飲んでいましたがあまり効果は有りませんでした」と、当時の飲酒状況や体の異変を紹介した。

 最初に近所のクリニックを受診した際、「風邪」と診断され、その度総合病院、大学病院とセカンドオピニオンを受けるもすべて「風邪」の診断だったという。また、「ちなみに僕は過去にCTを2回、MRIも15歳の頃に1度だけ撮っているんですが、脳動静脈奇形の事は何も言われませんでした」とも明かした。

 「風邪」の診断以外なく、不調を抱える中で「番組企画の24時間マラソン」に挑戦。「共演者やスタッフさんは心配してくれていたんですが、いかんせんお医者さんから風邪と診断を受けている以上は間違い無く【風邪】だろうと思いながら24時間走り続けました」と振り返った。

 「そして、6月の24時間マラソンをクリアした後に遂に7月20日の新曲【ツヨサノート】のレコーディング。この日は特に体調も特別悪く無くて、なんなら頭痛も普段よりは少なかった気がします。もしかしたら脳出血にも嵐の前の静けさってあるのかな…」と回顧し、「いざレコーディングに入ってサビに入った瞬間にソレはやってきました」と、何の前触れもなく脳出血が襲ったという。

 「【ドーン!!】本当に何の前触れも無し!!一瞬だったので、何も分からないまま何かが頭にぶつかってヒザから崩れ落ちそうになりました。そして目の前が真っ白になったのだけはしっかりと今でも覚えています」と状況を説明。「ここからは読んでて意味不明かも分かりませんが、実際の脳出血(左側頭葉)患者の実体験をリアルに綴りますね」とし「本当にバットでどっかを殴られたって感じじゃなくて、思い切りツルツルの地面で転んで頭から落下してしまった的なダメージなんですよね。それが心臓が動く度にドーンドーンと来るから、少しづつ痛みに慣れてきてなのか、慢性化しすぎてなのか、顔色も悪くなってきて吐き気とかも出てくるんですね。僕の場合はしびれや麻痺なんかは無かったんですが、早い人だとこの段階で麻痺等が出る人も居るみたいですよね。あとは半盲って言って目が見えずらくなったり、一部視野が欠損してしまったり。僕みたいに脳出血した瞬間に記憶障害と言って記憶を失う病気になってしまう人もいたりするそうです」と詳細を明かした。

 「脳出血を起こしてからもレコーディングは続けて、無事終了。その後は自分とマネージャーで徒歩で病院へ」と、そのままレコーディングを続行させ、自力で病院へ向かったという。「ICUに入り、すぐに点滴で血圧を下げる治療が始まりました。ベッドで横になった時に感じたのは、天井のグルグル感でした。これは点滴や薬剤による効果なのか、前々日のお酒が残っていて二日酔いみたいなものなのか、脳出血によるものなのかが分からないのでブログに書きづらかったんですが身体は止まっているのに天井だけがグルグル回っている様な、多分皆さんも1度はお酒で経験した事があるあんな感じをベッド上で経験していました」と、経験を具体的に説明した。

 「僕も脳出血からもう4年。本当に色んな事がありました。未だに良くなった部分もありますが、後遺症は変わらないし、てんかんや記憶障害、頭の中には未だにチタンが残り続け、髪の毛は永遠に生えない部分があります」と、現状も告白。「【生きてたんだから良いじゃん!】これが1番言ってはダメな言葉だと僕は思ってます」と呼びかけ、「確かに実際生きてたから良かったのは間違いないしね。でもリハビリの辛さが分かってちゃんと発言してる?お金や時間も掛かるし、生きてるんだから良いじゃんの一言で片付けられるほど簡単な事じゃないと僕は思う。忘れないで」と、理解を求めた。

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