伊藤蘭　キャンディーズ以来46年ぶり紅白出場「戻ってきた感じ」娘・趣里からはエール

＜NHK紅白歌合戦出場歌手発表会見＞笑顔を見せる伊藤蘭　（撮影・白鳥　佳樹）
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　大みそかのNHK「第74回NHK紅白歌合戦」（後7・20）の出演者が13日、東京・渋谷のNHKホールで発表され、女優で歌手の伊藤蘭（68）の出場が発表された。伊藤が紅白に出場するのは、「キャンディーズ」ランとして出演した1977年以来、46年ぶり。

　「このようなことになるとは想像もしていませんでした」と語った伊藤。同局の連続テレビ小説「ブギウギ」で主演を務める長女で女優の趣里とのやり取りについて問われると、「今日は家族とはすれ違いで会っていません。メールで伝えたところ、“え～？”とびっくりして、“頑張って”ということを言われました」と明かし、夫で俳優の水谷豊とは「話していません」とはにかんだ。

　キャンディーズのミキこと藤村美樹さんには「これから報告します」とし、「そもそもキャンディーズはNHKで作っていただいたグループなので、戻ってきた感じ。当時は3人で心強かった。今回は1人なので、心の中では3人いるという感じで、どういう歌を歌うか分かりませんが、そういう気持ちでいます」と胸の内を語った。

　伊藤は1973年9月1日、キャンディーズのランとして「あなたに夢中」で歌手デビュー。1975年に大ヒット曲「年下の男の子」で紅白初出場を果たし、76年、77年と3年連続で出場した。

　1978年に「普通の女の子に戻りたい」とキャンディーズを解散、それ以降は女優として活躍してきたが、2019年に41年ぶりに音楽活動を再開。今年9月にはデビュー50周年記念ツアーを開催し、ファンを酔わせた。「キャンディーズ」50周年の節目に、紅白を彩る。