藤井叡王「得るものの多いシリーズだった」 就位式で笑顔

[ 2023年8月28日 13:04 ]

笑顔でスピーチする藤井叡王(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第8期叡王就位式が28日、東京都港区の明治記念館で行われ、藤井聡太叡王(21)=王将、名人、竜王、王位、棋王、棋聖含む7冠=に就位状、賞杯、賞金目録などが授与された。

 藤井叡王は4、5月に行われた5番勝負で菅井竜也八段(31)と対戦。2勝1敗で迎えた第4局では2度に及ぶ千日手の激闘を制し、3連覇を達成した。

 謝辞では「振り飛車党とのタイトル戦は初めてで、新鮮な気持ちで対局を迎えることができました」と回顧し、「本当に大変なシリーズ。一方で菅井八段の中盤の駒さばきや終盤の距離感など、勉強になり、得るものの多いシリーズだったと感じています」とスピーチ。途中では名前入りのリボンが落ちるアクシデントがあり、慌てて拾いながらあいさつを続けるほほえましい場面もあった。

 主催の不二家からは賞品としてホームパイ1年分を贈呈され、笑顔の絶えなかった藤井叡王。31日には前人未到の全8冠制覇に挑む王座戦5番勝負が始まる。永瀬拓矢王座(30)との対決を前につかの間の祝賀ムードを味わっていた。

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