ジャニーズ調査結果発表へ　再発防止チームが29日に記者会見「提言書をジャニーズ事務所に提出する」

ジャニーズ事務所
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　ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長による性加害問題を巡り、同事務所が設置した「再発防止特別チーム」（座長・林真琴前検事総長）が28日、ガバナンス上の問題の調査結果報告書と、再発防止策の提言書に関する記者会見を29日に東京都内で開くと発表した。

　同チームは「この度、ジャニーズ事務所における性加害問題につきまして、再発防止特別チームは検証・調査結果を踏まえて、ジャニーズ事務所のガバナンス上の問題に関する調査結果報告書及び再発防止策に関する提言書をジャニーズ事務所に対して提出することとなりました」としている。

　特別チームは、被害申告をした元所属タレントらにヒアリングを実施するなどし、29日までに同事務所に報告書と提言書を提出する予定。事務所も提言を受けた後、「できるだけ早く」今後の取り組みなどを記者会見で説明する。

　各国の企業活動による人権侵害を調査し、対処を促す国連人権理事会「ビジネスと人権」作業部会の専門家は4日、日本記者クラブ（東京）で記者会見し、作業部会のピチャモン・イェオファントン氏が「ジャニーズ事務所の性加害問題の被害者と面談し、タレントが性的搾取と虐待に巻き込まれるという深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と述べるなど、問題は大きく波及。作業部会は来年6月に、人権理に報告書を提出する予定という。