「どうする家康」城田優が森長可役 サプライズ登場にネット沸く「2行の台詞を…」14年ぶり大河に緊張

[ 2023年8月13日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第31話。森長可役で“サプライズ登場”した城田優。見事な槍さばきも披露(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は13日、第31話が放送され、俳優の城田優(37)が織田家臣・森長可(ながよし)役でサプライズ登場した。大河出演は2009年「天地人」以来14年ぶり2回目。この日は酒井忠次(左衛門尉)(大森南朋)との「羽黒の戦い」で“槍の名手”として見事な槍さばきも披露した。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第31話は「史上最大の決戦」。お市の方を死に追いやった羽柴秀吉(ムロツヨシ)に、徳川家康(松本潤)は激怒。打倒秀吉の意志を固める。しかし、勢いに乗る秀吉は織田信長の次男・織田信雄(浜野謙太)を安土城から追放、着々と天下人への道を進む。信雄からも助けを求められ、10万を超える秀吉軍と戦う方法を考えあぐねていた家康は、本多正信(松山ケンイチ)の日ノ本全土を巻き込む壮大な作戦を採用。しかし、その策も秀吉に封じられ、大ピンチに追い込まれ…という展開。

 城田の出演自体はインターネット番組表(EPG)に掲載されていたものの、役柄は未発表のまま。サプライズ登場に、SNS上には「発表されてたっけ?」「この森長可、負けそうにないんだけど」「森長可1人だけ(ゲームの)戦国BASARAのキャラ感がエグかったな。流石、城田優」などの声が上がった。

 森長可は“鬼武蔵”の異名を取り、徳川を窮地に追い込む猛将。池田勝入(恒興)(徳重聡)の娘婿。織田信長亡き後の覇権争いに加わり「小牧・長久手の戦い」(天正12年、1584年)においては井伊直政(板垣李光人)率いる“赤備え隊”と激突する。

 役作りについて、城田は「長可は破天荒な逸話をいくつも持つ武将の1人ですが、本編ではあまり分かりやすくこの側面を表現することはせず、虎視眈々と天下を獲ろうとする心の動きや、繊細なお芝居に重きを置きました」。昨年公開の映画「コンフィデンスマンJP―英雄編―」に続く古沢作品に「あくまで個人的な感覚ですが、古沢さんの脚本には余白があり、もちろんキャラクターを想像させる細やかな描写も魅力の1つですが、時に抽象的に描かれている役を自分なりに解釈し、息を吹き込んでいく作業はとても有意義です」と明かした。

 真田幸村役を演じた「天地人」は自身初の時代劇。「所作や殺陣など、とにかく教わることだらけでした。当時は自分の容姿で侍を演じることはあり得ないだろうと思っていたので、お話を頂いた時は本当に本当に光栄でした」と述懐した。

 今回、久々の大河復帰に「撮影初日に緊張のあまり、たった2行のさほど難しくない台詞を何度も噛んでしまい、スタッフ、キャストの皆様には本当にご迷惑をお掛けしました」と失敗談も。「そんな中、(羽柴秀長役の)佐藤隆太さん、ムロツヨシさんをはじめ、本当に優しい皆さんがたくさんフォローしてくださり、感謝してもし切れません。また佐藤隆太さんとも(映画『ROOKIES―卒業―』以来)14年ぶりの共演で、感慨深い時間でした」と振り返った。

 次回第32話は「小牧長久手の激闘」(8月20日)が放送される。

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