「らんまん」寿恵子「槙野にご執心」嫌み連発の田邊教授を“論破”ネット喝采「図星」「聡子もよく言った」

[ 2023年8月10日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第94話。聡子(中田青渚)を助けに来た寿恵子(浜辺美波・右)は田邊教授(要潤)に怯むことなく言い返し…(C)NHK
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 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は10日、第94話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第94話は、卑劣な内容の新聞小説に胸騒ぎがした寿恵子(浜辺美波)は、田邊教授(要潤)の妻・聡子(中田青渚)の元へ向かう。田邊家には野次馬が集まり、警察が来るほどの騒ぎに。そんな中、駆けつけてくれた寿恵子に、聡子は心から感謝したものの、そこへ田邊が帰宅し…という展開。

 寿恵子はついに聡子との再会の約束を果たした。怖がる田邊の娘2人に「私はね、お父様がどれだけご立派か、お母様がどれだけお優しいか、よーく知ってる。やましいことなんかね、何もないのよ」と語り掛けた。

 帰宅した田邊は、新聞社を訴えたと報告。寿恵子に「あなたにとっては、好都合でしたか。こんな機会でもあれば、聡子に付け入ることができる。槙野のためにいらしたんでしょう」と嫌味たらしく言い放った。

 寿恵子「どういう意味でしょう」

 田邊「槙野は博物館にも訪ねたそうですね。私にとりなしてほしいと。ですが、何をしようと無駄ですよ」

 聡子「旦那様、寿恵子さんは」

 寿恵子「いたしません、そんなこと。必要ありませんから。槙野は植物採集に行っております。お言いつけに従い、大学への寄贈の支度も進めております。そんなこと仰るなんて、槙野にご執心なのは、あなた様ではございませんか」

 田邊「相変わらず、勝ち気な方ですねぇ。あなたも、身の振り方を考えた方がいい。子どものためにも」

 聡子「旦那様、あんまりです」

 寿恵子「ご親切痛み入ります。どうぞ、お構いなく。(引き返し)これだけは申し上げます。私は、決して槙野とは別れません。それに、殿方のことは、私とお聡さんには一切関わりがありませんから」

 田邊「それは、妻としてはどうなんです」

 寿恵子「仕方がありません。あなたには腹が立っても、聡子さんへの気持ちは変わりありませんから」

 田邊「やはり、あなたのような方こそ、教育を受けるべきでしたね」

 寿恵子「失礼いたします」

 田邊「聡子、毅然としていなさい。無教養な連中とは交わるな。世間なぞ、こちらから捨てなさい」

 聡子「それでも、お寿恵さんは私のお友達です」

 寿恵子が十徳長屋に帰ると、りん(安藤玉恵)は「ゆだってるねぇ」と声を掛けた。

 SNS上には「お寿恵ちゃん、田邊教授に言い返してスカッとした」「流石、寿恵子様。毅然としてカッコいい。やはり肝の据わり方が違う」「牧野にご執心なのはあなた様じゃないですか。図星!核心をグッサリ!寿恵ちゃん」「聡子さんもよく言った!」「田邊教授は自分から孤独になっていくなー」「世間を捨てろ。それを一番できないのはあなたじゃないですか、田邊教授」「個の目覚めをものすごく丁寧に描くドラマ」などの声が上がった。

 一方の万太郎(神木隆之介)は高知の山で植物採集の真っ最中。ある日、山奥で出会った虎鉄(寺田心)という少年に案内され、珍しい植物を発見。果たして…。

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