山村美智 80年代の信じられない男女格差「アナウンス室に戻ると、お湯のみがたまってる」

[ 2023年7月28日 17:00 ]

山村美智
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 フリーアナウンサーで女優の山村美智(66)が、27日放送のTBS系バラエティー特番「まさかの一丁目一番地」(後8・00)に出演し、フジテレビ時代の雇用形態について明かした。

 さまざまなジャンルの先駆者、元祖(一丁目一番地)について調査し、ルーツをたどる特番。放送局を退社し、フリーになったアナウンサーの先駆けについて、歴史をたどって調べる中で、多くの元局アナが登場した。

 山村は1980年にフジに入社した。当時は女性は就職しても、早々に寿退社で専業主婦になるケースが多かった時代。同局は男女で雇用形態が違ったという。「正社員なんだけど、契約の正社員なんです。なぜか2年ごとに契約書にサインする。男性は普通の社員ですから、男性が優遇されているというかね」。キャスター安藤優子氏も「私も話、聞いたことがあります」とうなずいた。

 1985年に男女雇用機会均等法が改正され、男女格差は少しずつ解消に向かっていったが、山村が体験していたのはその前の時代。業務も男性の補助的な役割が多かったという。「真夜中の収録の時、こんな(派手な)衣装を着けながら、アナウンス室に戻ると、お湯のみがたまってるわけですよ。ガラガラガラ…と(台車を)引いて、給湯室に行って、ずっと真夜中に薄暗い中で洗ったりとか。ニュースから戻ってらっしゃる逸見(政孝)さんは玄米茶、露木茂さんはアメリカンコーヒー」と、カメラの前の華やかさとは裏腹の雑務を振り返った。

 山村は85年に退社。「すべてやった。報道からバラエティーから。そういうことで、達成感はありましたし、少々疲れたというのもありました」と、胸の内を明かしていた。

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