藤井王位、47手目で地下鉄飛車を発動…飛車を2筋から8筋へ転回 王位戦第1局2日目は依然スローペース

[ 2023年7月8日 13:02 ]

王位戦第1局2日目に臨む藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(20)=王将、名人、竜王、叡王、棋王、棋聖含む7冠=に佐々木大地七段(28)が挑む第64期王位戦7番勝負第1局は8日午前9時、愛知県豊田市の豊田市能楽堂で2日目が指し継がれ、佐々木が封じた36手目は右銀の活用を図る銀上がりだった。

 2日制タイトル初挑戦の佐々木にとっては初の封じ手。藤井にとって36手目が封じ手になるのは5月、名人戦第4局での39手目をしのぐ2日制対局での最スローペースだった。

 先手藤井の横取りへ進んだ1日目。2日目の対局再開後も、お互い陣形整備を進め47手目、藤井が2筋の飛車を8筋へ地下鉄飛車で転回し、佐々木飛車とお互いの歩を挟んで向き合った。午前12時30分からの昼食休憩時点でも指し手はなお49手。局面はまだ中盤で、本格的な駒のぶつかり合いに至らず、第64期は開幕から遅い終局が予想される。持ち時間8時間のうち、藤井が5時間41分、佐々木が5時間22分消費した。

 2日目午前のおやつは両者、豊田産のほうじ茶プリンと冷やしみたらし団子で、飲み物は藤井がアイスコーヒー、佐々木が緑茶。昼食は藤井が海鮮五目冷麺、烏龍茶。佐々木が北海道産しほろ牛“若丸”テンダーロインと国産サーロインの牛まぶしに雲丹のベルモットソースと豊田市産ガーリックチップのアクセント、緑茶。対局は午後1時30分に再開される。

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