BMXレーシング・古家詩音 ロス五輪期待の星が16歳ならではの苦悩「今の実力じゃダメ」

[ 2023年7月8日 10:00 ]

8日放送のTBS「バース・デイ」はBMXレーシングで2028年のロス五輪で日本人初のメダルに最も近いと言われている古家詩音に迫った(C)TBS
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 8日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)はBMXレーシングで2028年のロサンゼルス五輪で日本人初のメダルに最も近いと言われている古家詩音(16)の苦悩する姿に迫った。

 2008年の北京オリンピックから新種目に採用されたBMXレーシング。激しい接触が多く、別名「自転車の格闘技」と呼ばれ、欧米を中心に高い人気を得ている競技。古家は同競技で5歳から世界で活躍し、5年後に控えるロス五輪で日本人初のメダルに最も近い存在と言われている。

 古家の強さの秘けつはBMXで勝敗を左右する「コブ」と呼ばれるデコボコ道で腕や足を上下に動かし、押し引きして加速する技「プッシュ」。この技術の高さでスタート直後に出遅れたとしても、コブで抜き去り後続に差をつける。「コブを超える技術の高さ」で世界の舞台でも結果を残し続けてきた。

 現在16歳の高校2年生だが、人生最大の岐路に立たされていた。それは「学業」と「競技」の両立。古家が通うのは毎年早大、慶大など有名大学に多くの合格者を輩出している都内の進学校。古家は「海外の大学に行って自分の学びたいものを学んで、将来は会社とかを建てたい」と海外の大学への進学を目指している。

 ここまでBMXと学業を両立させてきたものの、今年に入って立て続けに敗戦するなど暗雲が立ちこみ始めた。古家は「理想はオリンピックも行けて、海外の大学にも行けて。それが一番カッコイイし、なりたい。けど、今の実力じゃダメ」。父親から「実力がないのはどっちの話?勉強?どっちも?」と問いただされると「どっちも…」と涙を流した。

 学業と競技を両立させて世界のトップを目指すのか。それともどちらかに専念するのか。古家が選ぶ道は…。

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