夏まゆみさん、3月のYouTube出演時は元気な姿　教え子の成長には「感動的」とも

夏まゆみさん（2013撮影）
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　モーニング娘。やAKB48など多くのアイドルの振り付けを担当した、振付師の夏まゆみさんが、がんのため6月21日に死去していたことが6日、分かった。61歳だった。神奈川県出身。

　夏さんの著書を手がけたビジネス社がこの日、「モーニング娘。、AKB48など300組以上のアイドルや芸能人を育てたダンスプロデューサー・夏まゆみ先生（享年61歳）が、6月21日にがんのためご逝去されました。治療と並行して書き上げ、本年上梓された作品が遺作となりました」と、夏さんの死去を報告した。

　夏さんは3月28日に配信された、元「モーニング娘。」のタレント藤本美貴（38）のYouTubeチャンネルにゲスト出演し、自身の半生について語っていた。18歳で語学留学のためロンドンに渡ったが、体格の差を歴然と感じ、一度はダンスに挫折したことや、帰国後に就職した会社の目の前が偶然、ダンススタジオで、通い始めるうちに約3カ月で先生になったことなど、波瀾万丈の人生を順序立てて紹介。「雨上がり決死隊」や「ナインティナイン」などが出演した人気深夜番組「吉本印天然素材」で振り付けを担当したが、メンバーとの意思疎通がうまくいかず悩んだことなども赤裸々告白した。顔立ちはほっそりしていたが、闘病中であることはみじんも感じさせず、藤本との思い出トークに笑顔で花を咲かせていた。

　トーク中には、元モー娘。の飯窪春菜、工藤遥が間違えて入って来てしまうハプニングも。飛び入り参加状態になりながらも、しっかり話す2人に、夏さんは「久々に会って、ちゃんとしゃべれるんだなって。それくらい（驚いた）」と感心。「人の成長をずっと見るわけじゃない？それは感動的だよ」と目を細めていた。