吉田正尚 WBCメキシコ戦、村上に「お前が決めろ」ポーズ裏話 同点弾は「ファウルにならない」確信が

[ 2023年6月23日 12:30 ]

WBC準決勝・メキシコ戦で同点3ランを放った日本の吉田正尚
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 レッドソックス・吉田正尚外野手(29)が22日放送のABEMA SPECIALチャンネル「石橋貴明 お礼参りTHEWORLD 4週ぶち抜きSP #1」(木曜後10・00~)にゲスト出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の裏話を披露した。

 お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明が「お礼参り」としてレッドソックスの本拠地・フェンウェイパークを訪問。グラウンドで対面し、侍ジャパンの世界一で日本が大盛り上がりしたことへの「お礼」を伝えた。

 吉田は、準決勝・メキシコ戦での同点3ラン。3点を追う7回、内角低めの変化球を右翼ポール際まで運ぶ技ありの一発で世界の度肝を抜いた。2度の満塁機を逃すなど、走者をためながらあと1本が出なかったチームのムードを大きく変える値千金の3ランで、その後日本は村上のサヨナラ打で決勝進出を決めた。

 3ランを振り返りつつ、手応えを聞かれ「距離はなんとかいってくれ…と。球場の感覚はわからなかったけどファウルにはならないと」と確信があったという。石橋が「これが敦賀気比、青学大です。エリート中のエリートしかわからないバッティングだね」と吉田の経歴をなぞりながらうなると、「もう1回やれって言われてもなかなか出ないと思う。あの場面で打てたのは運が良かったなと思います」とはにかんだ。

 吉田は大会で13打点、ベストナインを獲得したが「ムネ(村上宗隆)のおこぼれをもらってたんです。ハハハ。打てよ!と思って」とジョークを飛ばしながら苦笑。

 メキシコ戦では、9回先頭の大谷が右中間二塁打で出塁。吉田正尚が四球でつなぐと、ネクストバッターズサークルの村上に向かって左手を突き出し、人差し指を突き出した。村上は無死一、二塁の場面で中堅手の頭上を越えるフェンス直撃の逆転サヨナラ打が飛び出した。

 この「お前が決めろ」と指差しポーズが日本では大きな話題となったが、吉田は「ベンチを鼓舞するつもりでやったんですけどね。ムネに届いてればよかったんですが、でもムネは見てなかったみたい。大一番(で集中していた)だから」と回想した。

 侍ジャパンでの世界一に加え、レッドソックスで世界一を目指す。「もう一度、ここで自分の立ち位置を作る。勝利に向かってチームに貢献できれば」と力を込めていた。

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