もはや鉄板!? 津田寛治が見た、あの名優の武闘録 静まり返った撮影現場に響いた衝撃音

[ 2023年6月20日 15:29 ]

俳優の津田寛治
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 俳優の津田寛治(57)が20日までに更新されたYouTubeチャンネル「丈熱BAR」にゲスト出演。「武闘派」で知られる名優の知られざるエピソードを語った。

 独特な存在感を作品に残す個性派俳優を迎えたトーク第2弾。ホスト役の丈(小野寺丈)が「僕らはね、渡瀬恒彦さんですよ、共通の恩師は」と切り出すと、津田も「渡瀬さん、ホント、オレ育ててもらったな」と2017年に他界した演技派を懐かしんだ。

 「渡瀬さんの芝居がすごい好きなんですよ」と語る津田は、役者だけでなく、スタッフや裏方さんにも気配りする人柄にも感銘を受けたという。一方で、殺人者の役なのに、迫力を出せない役者には、渡瀬さんが本気で首を絞めながら、「人を殺すって、こういうことだろ?」と身をもって示す「怖さ」も持っていた。

 津田と渡瀬さんはドラマ「警視庁捜査一課9係」(2006~17年、テレビ朝日)で共演。忘れられないエピソードとして、「(渡瀬さんが)監督を殴り続けたんです。殴るだけじゃなくて、足も出てて…」と衝撃の事実を口にした。

 津田によると、セットが組まれた撮影現場に、監督が怒鳴りながら登場。「(このセット)センスねえな。見たことあるような画にしかならねえだろ」とスタッフに怒りをぶちまけていたところ、渡瀬さんが「オレがやれって言ったんだよ、この野郎」とキレて、「惨劇」が始まった。

 全員が静まり返る中、「バキッ」「ゴツッ」の殴打音だけが響く撮影現場。見かねた共演者が勇気を振り絞って、「渡瀬さん」と声を掛けると、渡瀬さんは我に返って立ち去ろうとした。件の監督が顔を押さえながら、「そんなに怒らないでくださいよ」と言うと、「ごめん!」と謝ったという。

 「渡瀬さん自身もショックだったみたいです。自分がそれをやっちゃったことが…」と津田。「芸能界一ケンカの強い男」と称された名優の、今ではありえない逸話だった。

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