山寺宏一　ファンも驚いた「鬼滅」憎珀天役　最初は「これだけは無理」「普通の声じゃダメだと思った」

山寺宏一
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　声優の山寺宏一（61）が15日、フジテレビ「ぽかぽか」（月～金曜前11・50）にゲストとして生出演。現在放送中のアニメ「鬼滅の刃『刀鍛冶の里編』」（フジテレビ系　日曜後11・15)の自身の役柄について語った。

　山寺は「鬼滅の刃『刀鍛冶の里編』」では子供の姿をした鬼・憎珀天（ぞうはくてん）の声優を務めるなど、「七色の声」を持つと言われているレジェンド声優。MCの「ハライチ」岩井勇気は「『鬼滅の刃』の今出てる憎珀天っていう役は、みんな“山寺さんじゃないみたいに聞こえた”って言ってましたよ」との驚きを口にした。

　山寺は「僕もリアルタイムで最初のオンエアの時見たんです。気になって」と告白。「僕言われると思ったんですよ、“なんでもっと若手にやらせないの？”“なんでわざわざやまちゃんに”って。おじさんにね、見た目は子供って言われてる（主人公の）炭治郎よりも若く見える。だからそういうふうに書かれるんじゃないかって、怖くて」とエゴサーチをしたとし、「（SNSを）見たらね。そんなこともなくて。僕だって当てた人は一人だけでしたね」と振り返った。

　岩井も「分かんなかったんだよね。もっと若い人かと思った」と山寺の声の幅の広さに脱帽。山寺は「（憎珀天となる前の鬼）半天狗の中の（4体の）いろんな分身の声も一応聞いてもらったんですよ」とし、「“どれをやるか分かりませんが、いろんな声を聞かせてください”って言われて。“憎珀天だけは無理です。若手がやった方がいいです。これだけは無理です。ほかのは何とかできるかもしれないけど、これは自信ありません”って言ったら、“憎珀天だけお願いします”って」と回顧した。

　「そっから、緊張して現場行って」と山寺。「ハライチ」澤部佑が「山寺さんでも緊張するんですか」と意外そうに語ると、「初めてのキャラは。しかももう出来上がってるね、人気作品で」と続けた。

　「なんとかね、自分の普通の声じゃだめだと思ったんで、ちょっと…。昔でもこういうキャラやったことあるのかな、ないのかなあって感じでしたけど」としみじみ。普段はエゴサーチは「基本的に怖いからしないんですよね」「基本的に奥さんがチェックしていいのだけ僕に送って来る」としたものの、「『鬼滅』の時はどうしても気になって…」と打ち明けた。