「どうする家康」公式ツイッター 設楽原の織田“三段撃ち”誤投稿を訂正・謝罪「誤解を与え」ネットも指摘

[ 2023年6月15日 13:40 ]

東京・渋谷のNHK社屋
Photo By スポニチ

 NHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)の番組公式ツイッターは15日、今月11日に放送された第22話「設楽原の戦い」に関する「三段撃ち」の投稿について「誤りがありました」と訂正、謝罪した。

 第22話は、織田・徳川連合軍は長篠城の西・設楽原(したらがはら)で武田軍と対峙。しかし、織田信長(岡田准一)は馬防柵を作るばかり。動こうとしない。しびれを切らした徳川家康(松本潤)は、わずかな手勢で武田の背後から夜襲をかける危険な賭けに出る。策は功を奏し、武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)は攻めかかってくるが、信長はその瞬間を待っていた。3000丁の鉄砲が火を噴く!…という展開。

 織田軍の鉄砲隊が武田軍を蹴散らし、圧勝した。

 番組公式ツイッターは11日に「第22回名場面」として「信長の奇策“三段撃ち”!“天才”織田信長には“最強”の武田軍も歯が立たない…討ち死にしていく武田兵たちに対し、圧倒的余裕を見せつける信長」、12日も「第22回名場面」として「『最も恐るべき相手は…徳川じゃ』。武田を圧倒した今、信長が警戒しているのは徳川家。彼らを見張るよう五徳にプレッシャーを与える。▼かの有名な“三段撃ち”で武田を駆逐!」、14日には「第22回紀行」として「今回訪れたのは『愛知県 新城市』。3000丁もの鉄砲を用いた“三段撃ち”で信長が武田軍を圧倒した長篠・設楽原の戦い。その決戦の地を訪れました」と3回“三段撃ち”と投稿した。

 「三段撃ち」とは全体を3列に分け、1列目が撃つと、2列目と交代。先頭に出た2列目が撃つと、3列目と交代。これを繰り返し、弾込め時間のロス減少を図る。

 現在は各自が自由に撃ち、準備が整った人から空いた場所に入って撃つ「先着順自由連射」説が有力視される。「歴史探偵」のMC・佐藤二朗は「コンビニ・レジ待ち撃ち」と命名した。

 第22話の劇中、最初の銃撃こそ1列目と2列目が入れ替わったが、直後に「準備のできた者から次々放てー!」の号令。しかし、番組公式ツイッターがこのシーンを「三段撃ち」と紹介してしまった。

 SNS上でも「これ、三段撃ちではないよなあ。準備ができた者から撃てと言われている」「最初だけ三段撃ちで、あとは『自由に撃った』という演出は良い」「用意できた者から~って言う最新考証に基づく解釈がチョイとリアルだなぁと思った」などの指摘があった。

 この日になり「下記の投稿で誤りがありました。長篠・設楽原の戦いでは、『三段撃ち』は採用しておりません。後方で順番待ちをして、空きが生まれたら最前線に動いて撃つ、というやり方で描いています。『準備できた者から次々放て』とセリフでも言っています。誤解を与え、申し訳ありません」と釈明した。

続きを表示

2023年6月15日のニュース